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初先発の帝京1年・尾瀬「気楽にいけた」サヨナラ打 秋季高校野球東京大会

高校野球秋季東京大会準決勝【創価-帝京】サヨナラ勝ちし、整列に向かう帝京の選手たち。左手前はしゃがみ込む創価の投手・森畑侑大=東京都新宿区の神宮球場で2019年11月9日午後0時6分、岩壁峻撮影

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高校野球秋季東京大会 ▽準決勝 ◯帝京3―2創価●=9日・神宮球場

 高校野球の秋季東京大会は9日、神宮球場で準決勝があり、帝京が創価にサヨナラ勝ちし、8年ぶりに決勝に進んだ。

高校野球秋季東京大会準決勝【創価-帝京】九回裏帝京2死一、二塁、尾瀬雄大が中前にサヨナラ打を放つ=東京都新宿区の神宮球場で2019年11月9日、岩壁峻撮影

 同点の九回2死一、二塁。スリーボールから1球を見逃すと、ベンチにいた帝京の前田三夫監督から「お前が決めるんだ」と怒鳴られた。公式戦初先発の尾瀬雄大は「聞こえていなかった」。緊張していたわけではない。尾瀬の視線は創価の右腕・森畑侑大(2年)に注がれていた。

 5球目、高めの直球に力負けせず、中前へはじき返し、サヨナラの二塁走者を還した。「一番自信のある球で勝負してくる」と狙い球を直球一本に絞っていた。第3打席までは直球に押されて凡退したことからバットを気持ち短く持ち、さらに中堅方向へ返す意識を高めていたことが殊勲の一打を生んだ。

 最善の準備を尽くすほど冷静でいられたのは「こういう場面で今までも打ってきた」という経験からだ。武蔵府中シニア時代の中学3年夏に全国大会出場が懸かった試合とその全国大会の初戦でサヨナラ打を放ったといい、この日も「気楽にいけた」と笑う。

 本職は二塁手だが、この日は「今大会から練習している」という左翼を守った。不安を感じているのかと思いきや「(中堅手の)加田さんの守備範囲が広いので左中間は任せています」。決勝進出を決めるサヨナラ打も納得の大胆不敵な1年生だ。【安田光高】

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