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東海アスリート群像

森田泰弘監督(60)=東邦高校 /愛知

森田泰弘監督

中部スポーツ賞功労賞 人とのつながり恵まれ

 今季活躍した東海地方のアスリートをたたえる中部運動記者クラブの「中部スポーツ賞」で、今春の選抜高校野球大会を制した東邦高校が大賞に輝いた。自身も長年の監督としての功績が評価され、功労賞を受賞した。来年3月限りで退任する予定で、「周囲の助けがあって指導ができた」と感謝を伝えた。

     昨年12月、腎臓の移植手術を受けた。今年2月に復帰するとグラウンドに立てない間の選手の成長に驚かされた。常々「自立が大事」と訴えてきたが、選手がコーチらの助けを借りながら自分で考え、野球に取り組んでいた。センバツでは後にプロ野球・中日にドラフト1位指名される石川昂弥選手らを中心に、全員が力を発揮して30年ぶりの頂点に。「目指してきた野球をやってくれた」と教え子たちの活躍に目を細めた。決勝翌日の4月4日は60歳の誕生日だった。「すがすがしい朝を迎えられた」と振り返る。

     東邦高校出身。3年だった1977年は主将として夏の甲子園に臨み、「バンビ」と呼ばれた1年生エース、坂本佳一投手を擁して準優勝した。駒沢大、社会人野球の本田技研鈴鹿(現ホンダ鈴鹿)を経て、83年に母校のコーチに就任。2004年から監督を務めた。

     15年の監督時代を振り返り、「人とのつながりに恵まれた」と語る。今春の全国制覇も「藤嶋(健人投手=現プロ野球・中日)が東邦の名前を上げてくれ、それを見たレベルの高い選手が志してくれたから」と感謝を寄せる。

     退任後は「後ろから支える役割をしていきたい」と話す。母校での監督生活は間もなく幕を閉じるが、今後も後進の成長の手伝いをするつもりだ。【鈴木英世】

    毎日新聞のアカウント

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