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秋季高校野球九州4強の鹿児島城西 ナインを率いる元プロ佐々木誠監督、試行錯誤重ね選手と一丸 /鹿児島

秋季九州地区高校野球大会で4強入りした鹿児島城西の佐々木誠監督=矢頭智剛撮影

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打力、守備力鍛え聖地目指す

 来春の選抜高校野球大会の出場校を選考する資料になる10月の秋季九州大会で、鹿児島城西が4強入りした。春夏通じて初の甲子園出場を目指すチームを率いる佐々木誠監督(54)は、プロ野球の元スター選手。「冬に向け、打力と守備力を上げたい」と、チームをさらなる高みに引き上げようと懸命だ。【伝田賢史、黒澤敬太郎】

 2018年1月に就任し、2季目で初めて臨んだ九州大会。1回戦は佐賀学園に7―0でコールド勝ちし、準々決勝は城北(熊本)に8―0。2試合で計3本塁打が飛び出し「打てるチームを目指してやってきた」という成果を示した。準決勝は大分商に3―6で敗れたが、甲子園出場経験のある3校と戦い「どこが弱いかが見えた。いい宿題をいただいた」と振り返った。

 水島工高(岡山)から1984年に南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)に入団。走攻守三拍子そろった外野手として西武ライオンズ、阪神タイガースでもプレーし、首位打者1度、盗塁王には2度輝いた。

 引退後は社会人野球のセガサミー、NTT西日本で監督を務めたが、高校生の指導は異なる難しさもあるようだ。今夏の鹿児島大会は4回戦で3点をリードしながら六、七回に計10失点しコールド負け。「生徒たちのメンタルの弱さが出た。夏までは優しい監督だったと思うが、負けてからは気持ちよく練習させるところ、厳しくするところのメリハリをつけた」と試行錯誤を重ねている。

 実績に裏打ちされた指導に、古市龍輝主将は「一人一人に応じたアドバイスをしてくれる」と信頼を寄せる。自身は「球を引きつける時に綱を引くイメージで後ろにためて真っすぐ引け」と助言され、スイングする際に体が内側に入る癖が改善。九州大会で2本塁打を放った。

 打撃だけでなく、エースの八方悠介投手もフォームの修正点を的確に指摘され「監督が見たら変わるんだな。すごいなと思った」と言う。監督自身が高校時代に立てなかった球児の聖地を目指し、選手と一丸で進んでいく。

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