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農業後継者、高専、120年超す伝統校…センバツ21世紀枠 9候補はこんな学校

試合を見守る=中村真一郎撮影

 来春の第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の「21世紀枠」の各地区の候補校9校が13日、発表された。来月24日の選考委員会で候補校の中から3校が選ばれ、一般選考(神宮大会枠1を含む)29校とともに、来年3月19日から13日間(準々決勝と準決勝翌日の休養日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる大会に出場する。【安田光高、石川裕士】

 各校の推薦理由は次の通り。

帯広農=北海道(北海道地区)

 部員の多くが地元の農業後継者。早朝や放課後に乳牛や園芸などの実習があり、全員が集まる練習は土日曜日のみだが、創意工夫した練習で今秋の北海道大会は強豪私学を連破した。学校産の野菜や牛乳を使って体作りに取り組み、学校の個性を生かした部活動の形を発信している。

磐城=福島(東北地区)

 台風19号でいわき市が浸水被害に遭い、避難する選手がいる中、秋季東北大会で8強入り。大会後は泥除去などボランティアを行った。1971年夏の甲子園で県勢最高の準優勝。春は45年間出場がないが、この5年間で東北大会に春秋計4回出場し、古豪復活に向けた活躍を見せる。

宇都宮=栃木(関東東京地区)

 県内屈指の進学校。阪神甲子園球場で初開催された1924年夏の第10回大会に出場し、県勢初勝利を挙げた。限られた練習時間で選手主体の効率的な練習を行い、今秋県大会では2年生6人、1年生13人の少人数で8強入り。台風被災地のボランティアなど社会貢献活動も行った。

近大高専=三重(東海地区)

 全国57校の高等専門学校の一つ。実験や資格取得に向けた補習のため、全部員そろった練習が限られ、練習場所も4、5年生や陸上部と共用ながら、今秋の県大会で初優勝して他の高専に好影響を与えた。地元の行事などにも積極参加し、少子高齢化が進む地域を盛り上げている。

敦賀=福井(北信越地区)

 グラウンドは狭く、バックネットが県内で唯一ないが、球を打たずに軌道を追う「イメージ打撃」など工夫した練習で克服。勉強時間確保のため休日練習は短く、自主練習を重視する。全員への全ポジション指導や練習試合での全員出場を行い、勝利至上主義から脱却を図っている。

伊香=滋賀(近畿地区)

 創立120年超の伝統校。地域住民でつくる「体育後援会」があり、地域と密接につながる。豪雪地帯で、冬場は部員が通学路や高齢者宅周辺の除雪を長年行う。野球部が休部状態の中学出身7人を含む部員23人が地元出身。秋季県大会準決勝では優勝した近江に0-1で惜敗した。

平田=島根(中国地区)

 野球の普及活動に積極的で毎年、普及班が企画し、地元の園児に野球体験会を開催する。平日の練習時間は2時間で、グラウンドは狭い上に陸上部とサッカー部との共用のため、戦術練習に力を入れる。大胆な守備シフトを敷き、今秋の中国大会では昨年できなかった1勝を挙げた。

城東=徳島(四国地区)

 高等女学校として開校した創立117年の伝統校。中学時代に四国大会優勝経験を持つ生徒が校長に直談判して創部。以来、学校周辺の清掃活動をしてきた。「野球研究部になれ」を旗印に試合で起こるプレーを研究して練習内容を工夫する。春季県大会で優勝1回、準優勝2回。

本部=沖縄(九州地区)

 1学年2クラスの小規模校で町唯一の高校。2011年に統廃合が検討された。現2年生の入部前は部員5人で春季県大会に他校選手を借りて出たが、今秋は選手17人で躍進した。テスト期間中は早朝や放課後の勉強会を行い、他部も同様に取り組むなど周囲に好影響も与えている。


選考方法

 第1次選考では、単独地区扱いとなる北海道を除く46都府県高野連が地域の毎日新聞支局などと協議し1校ずつ推薦。さらに8地区に分けて2次選考を行い、北海道を含む9地区で各1校の候補校を絞り込んだ。

 センバツ選考委員会当日に「21世紀枠特別選考委員会」(委員長=八田英二・日本高野連会長)を開いて3校を決める。特別選考委では、東日本(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越)と西日本(近畿、中国、四国、九州)から1校ずつ選び、残り1校は地域を限定せずに選出する。残った6校は一般枠の推薦校として、各地区小委員会での選考対象に加わる。

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