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広島新庄6年ぶりの春 信条は「全員で勝つ」 第92回選抜高校野球

センバツ出場を決め、喜ぶ広島新庄の選手たち=広島県北広島町で2020年1月24日午後3時56分、池田一生撮影

 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が24日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、広島新庄(広島県北広島町、荒木猛校長)が6年ぶり2回目のセンバツ出場を決めた。昨秋の中国地区大会で4強入りするなど、安定した戦いぶりが評価された。32校が出場するセンバツは兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月19日に開幕、同13日に組み合わせ抽選会がある。【手呂内朱梨】

 接戦に強い広島新庄が、甲子園への切符を手にした。昨秋の広島県大会は初戦と準決勝を延長の末に制し、尾道商との決勝は圧勝。中国地区大会の準決勝で倉敷商(岡山)との延長戦には敗れたものの、終盤に2点差を追いつく粘りを見せた。

 迫田守昭監督(74)が掲げるのは、投手を中心とした守り勝つ野球だ。投手はタイプの異なる左腕2人。力投型の秋田駿樹投手(2年)は県大会決勝で完投。秋山恭平投手(1年)はコントロールに優れ、中国地区大会で3試合に先発した。

 打撃陣には、つなぐ意識が浸透している。県大会決勝でチームが放った13安打のうち長打は1本だけ。下志音主将(2年)、野崎愛斗選手(同)、明光竜之介選手(同)のクリーンアップによる6安打で圧倒した。下主将は中国地区大会で2本塁打を放ち、パンチ力も秘めている。

 学校のある北広島町は中国山地の懐に抱かれ、冬には雪も降る。6年ぶりの大舞台に向け、下主将は「冬場は限られた練習しかできないが、良いパフォーマンスを発揮できるよう頑張りたい」と意気込む。迫田監督は「全員で力を合わせて勝つのが信条。選手たちの考えを一つにして総合力で勝ち上がりたい」と語った。

14年に初の甲子園

 芸北地方を治めた戦国武将の吉川元春を顕彰し、地元有志が1909年に創立した私立校。女学校と旧制中学が前身で、太平洋戦争終結後の学制改革で48年に共学の高校となった。現在の生徒数は420人で、元春の信条とされる「至誠一貫」などを校訓に掲げる。

 28年創部の野球部は戦後に軟式の時期もあったが、72年に硬式へ復帰した。甲子園は2014年のセンバツで初出場。15、16年は夏の選手権大会に連続出場した。プロ野球に進んだOBに、永川勝浩さん(元広島)、田口麗斗さん(巨人)、堀瑞輝さん(日本ハム)がいる。 ソフトテニス部や吹奏楽部なども全国レベル。

◇全31試合を動画中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、全31試合をライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。デジタル紙面では出場決定号外も無料で配信します。

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