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41年ぶりの春・鶴岡東センバツへの軌跡

/下 地に足着け一歩ずつ 「相手や点差、気にしない」 /山形

【鶴岡東-青森山田】九回裏2死二、三塁のピンチを無失点でしのぎ、勝利を喜ぶ鶴岡東の守備陣=岩手県花巻市の花巻球場で、2019年10月15日

 昨年10月15日、秋季東北大会準々決勝の青森山田戦。鶴岡東は一回に3ラン、二回は適時打で計4点を先行された。新チームになって6試合目で初めてリードを許す展開だったが、佐藤俊監督(48)は「負ける気はしなかった」という。その言葉通り、1―5の六回に2番・野川大輔選手(2年)の3ランで1点差に迫り、七回は5本の単打など6安打に敵失を絡めて一挙6点を奪い、10―5で逆転勝ちした。「相手や点差は気にせず、自分たちのやることをすれば良い試合になる」と野川選手。淡々とした言葉に強さがにじんだ。

     2019年は春季県大会で優勝。夏の選手権山形大会も制し、甲子園では同校初の2勝を挙げた。その分、新チームの始動は他校に比べて遅れたが、鈴木喬主将(2年)は「できることを一つ一つやっていく」と地に足の着いた姿勢で臨んできた。秋は総じて失策が目に付くチームが多いが、鶴岡東は県大会で無失策で、昨年は県内の公式戦で無敗を達成。佐藤監督は「今のチームはまとまりがあり、先輩たちの勝ち癖を学んでいる印象がある」と語る。

     一方、昨年10月18日の東北大会決勝、仙台育英戦。中盤の集中打でひっくり返しながら、8―5の七回裏に失策の直後に2ランを浴び、相手に流れを譲り渡した。八回は5連打などで4点を失い、8―11で新チームとしての初黒星を喫した。「最後まで集中力を保てず、気の緩みが出た試合だった」と鈴木主将は課題を認識する。「考える野球を先輩から受け継いでいてチームとして成長している」とも実感しており、これから加速させていくつもりだ。【日高七海】


    鶴岡東の甲子園全成績◇

    1978年 夏 2回戦 0●3 日田林工(大分)

      79年 春 1回戦 5○2 天理(奈良)

            2回戦 0●5 池田(徳島)

      81年 夏 1回戦 3●4 近江(滋賀)

    2011年 夏 2回戦 1●2 智弁学園(奈良)

      15年 夏 2回戦 9○6 鳥取城北(鳥取)

            3回戦 0●1 花咲徳栄(埼玉)

      16年 夏 1回戦 3●5 いなべ総合(三重)

      19年 夏 1回戦 6○4 高松商(香川)

            2回戦 9○5 習志野(千葉)

            3回戦 6●7 関東一(東東京)

     ※2000年に鶴商学園から鶴岡東に改称

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