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練習風景 詩吟で声出し 智弁学園 /奈良

詩吟の練習に取り組む智弁学園野球部の選手たち=五條市で、萱原健一撮影

 <センバツ2020>

     智弁学園(五條市)の室内練習場で28日、漢詩を吟じる野球部員たちの大きな声が響き渡った。野球でも通る声が出せるようにと10年以上続く「詩吟」の練習で、この日はセンバツ出場決定後初の指導。講師の中谷信子さん(71)=五條市、写真=は「40人の部員全員で頑張ってほしい」と願い、選手たちに「おめでとうございます」とエールを送った。

    智弁学園野球部の選手たちに詩吟を指導する中谷信子さん=五條市で、萱原健一撮影

     詩吟の練習は2010年に学校の依頼で始まった。不定期だが、試合のない冬季は毎週1回、1時間ずつ取り組んでいる。中谷さんの指導の下、選手たちは詩や音階が書かれた紙を手に声を出した。吟題は「富士山」や「金剛山」のほか、「寒い冬に耐えていく気持ちを込めて」、新島襄作の漢詩「寒梅」を何度も吟じた。

     「詩吟は高校生にはなじみがないので、歌いやすい歌も取り入れています」と中谷さん。この日も選手たちは、センバツ大会歌の「今ありて」をひときわ大きな声で歌った。

     錦織拓馬選手(2年)は「おなかから声を出す練習は野球の役に立つ」。宮崎駿一郎選手(同)も「詩吟の稽古(けいこ)で声がおなかから出るようになってきた。野球の練習中も声が通り、試合でも指示の声が通るようになった」と話した。【萱原健一】

    毎日新聞のアカウント

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