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旋風・十勝からセンバツへ白樺学園

第1部 出場決定までの軌跡/下 「全国」で見えた課題 /北海道

明治神宮大会で国士舘に勝利し笑顔を見せる白樺学園の選手たち=神宮球場で2019年11月

「自分らのペースで勝利へ」

 十勝勢として初めて秋の全道大会を制した白樺学園。11月には明治神宮大会に出場し、選手たちは一足早く全国の舞台で貴重な経験を積んだ。

     初戦の2回戦は国士舘(東京)と対戦。2対2で迎えた七回裏、1死一、二塁から3番の宮浦柚基(ゆずき)選手(2年)が右越えに適時三塁打を放ち、2点を勝ち越し。九回表に1点を返されたが、エース片山楽生(らいく)投手(同)に代わって九回1死から登板した坂本武紗士(むさし)投手(同)が、後続を断ち、4強進出を果たした。

     準決勝の健大高崎(群馬)戦は、坂本投手が先発。四回表に2ランを浴びて先制を許したが、5回で6三振を奪い、「もっと打ち込まれると思っていたが、直球で三振が取れたことは自信になった」と手応えをつかんだ。

     2点を追う六回裏には、先頭の宮浦選手が「狙い球の変化球だった」と左越えにソロ本塁打を放つと、相手のミスもあり、同点に追いついた。宮浦選手は「変化球にうまく対応できなかった」という全道大会での反省を踏まえ、ボールを手元まで長く見る練習を続け、明治神宮大会では2試合で7打数4安打3打点と活躍した。

     一方、全道大会では5割7分1厘とチームトップ打率だったリードオフマンの川波瑛平選手(2年)は、明治神宮大会では8打数無安打で「1、2番が機能しなかった。クリーンアップに助けられた」と唇をかんだ。

     準決勝で敗れたものの、戸出直樹監督は「それぞれ全国で見えた課題をよく考えて冬を越えてほしい。センバツは別の大会。切り替えてやらないと一つ勝つことも大変になる」と、全国レベルの強豪校との戦いで経験値を得た選手たちの成長を期待する。

     「全国」を強く意識したチームにはセンバツ初出場にも浮足立ったところは見当たらない。業天汰成(ぎょうてんたいせい)主将(同)は「出場が決まっても何も変わらず、最善の準備をしていくだけ。自分たちのペースで試合を進めて全国で勝利したい」と、チームメートと気持ちを引き締め、体作りや守備練習など、秋の課題を胸に土台固めを進めている。【高橋由衣】

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