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「笑顔絶やさず勝ち進みたい」 仙台育英チア部、センバツに向け猛練習中

練習するチアリーディング部のメンバー=宮城県多賀城市の仙台育英多賀城校舎で2020年2月1日午後2時26分、滝沢一誠撮影

 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する仙台育英には、宮城・東北で数少ないチアリーディング部がある。3月19日に開幕する甲子園に向け、アルプススタンドから笑顔でエールを送る。【滝沢一誠】

 「行きます、レディー、ワン、ツー」「(足を)持ち替えます、レディー、ワン、ツー」

 仙台育英多賀城校舎(宮城県多賀城市)のグローリーホールに、チア部員の声が響く。「スタンツ」と呼ばれる人の上に人が乗る演目を、笑顔を絶やさず難なくこなしていた。

 「オープンキャンパスで先輩方の演技を見た瞬間、華があって、自分もその中に入りたいと思った」と、2年で主将の伊藤愛紗さん(16)は入部のきっかけを語る。今の部員21人の多くは、実際の演技を見て入部を志したという。

「スタンツ」と呼ばれる組み体操を練習するチアリーディング部のメンバー=多賀城市の仙台育英多賀城校舎で2020年2月1日午後2時52分、滝沢一誠撮影

 県内でも珍しい部活動で、ほぼ全員が高校に入学してから始めた初心者。毎年8月に開かれる「ジャパンカップ」(チアリーディング日本選手権大会)という全国大会への出場権を勝ち取るため、東北の予選を勝ち抜くのが目標だ。伊藤さんは今のチア部の強みを「1、2年生の仲が良く、先輩後輩に関係なくアドバイスし合える」と話す。

 一見華やかな競技だが、メンバーは口をそろえて「チアリーディングは人の命に関わるスポーツ」と話す。スタンツのような演目は人が人を支えるため、少しでも息が乱れれば事故につながる。副主将の2年、小幡未来さん(17)は「メンバー同士の信頼関係が大事」と強調する。

 普段は地域のイベントで演技を披露するが、スポーツ強豪校の仙台育英の各部を応援するため、サッカー部やラグビー部の全国大会にも駆けつける。硬式野球部が甲子園に出場した時は、吹奏楽部の演奏とともに笑顔を絶やさず応援する姿がアルプススタンドを彩る。また、全国の舞台で活躍する彼らを見て、1年の佐藤あみさん(16)は「同い年の人たちが甲子園を目指して頑張る姿はすごい」と尊敬のまなざしを向ける。

 野球部の応援に向け、今後は壮行会で演技を披露するほか、吹奏楽部や野球部の応援団と一緒に合同練習も行う予定だ。甲子園へはバスで12時間ほどかけて向かうという。伊藤さんは「笑顔を絶やさず、応援に来た人たちも楽しませたい。選手の皆さんと一緒に勝ち進んでいきたいです」と力強く宣言した。

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