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春を駆ける・2020センバツ

選手紹介 星稜 新チーム後に活躍 豊富な練習量、レギュラーへ /石川

中田達也選手(1年)

 <センバツ高校野球>

    花牟礼優選手(2年)

     昨夏の甲子園で準優勝した星稜だが、目標に掲げる全国制覇のためには甲子園経験者だけに頼るわけにはいかない。新チーム発足後にレギュラーとなった選手らの中でも特にめざましい活躍を見せたのが、右翼手の花牟礼優選手(2年)と左翼手の中田達也選手(1年)だ。

     昨年の秋季大会では花牟礼選手は主に1番打者を務めて39打数16安打、中軸を任されることも多かった中田選手は43打数19安打。ともに打率4割を超え、星稜の強力打線を引っ張った。

     活躍を支えるのは豊富な練習量だ。昨夏にはベンチ入りメンバーが調整のために午前中で練習を切り上げる中、メンバーから漏れた選手らはロングティーや走り込みなど午後からさらに2、3時間汗を流した。全ては秋にレギュラーの座をつかむためだ。

     秋季北信越大会決勝の日本航空石川戦で2本塁打を含む3安打4打点を記録した花牟礼選手は「夏の準備が大きかった。成果が出た」。林和成監督は「高めのボール球に手を出す癖が見られなくなった」と1番打者に求められる選球眼のよさを評価し、「練習熱心さでここまでの選手になった」と話す。「普段は時間がなくてほとんど勉強しない」ながら学年で10番前後の成績を保つクレバーさも持ち合わせる。

     秋季大会でチーム最多の18打点を挙げるなど勝負強さが光る中田選手は小学校3年生で始めたゴルフで一時はプロを目指していたという異色の経歴を持つ。一方で父とバッティングセンターに通ったり、巨人ファンの母と一緒に東京ドームで観戦したり。「ゴルフで結果が出なかったら野球にしよう」。小学校最後の全国大会に出られなかったことで野球を本格的に始めた。

     ただ今も異なる競技での経験はいきている。後ろから前に大きく体を使う体重のかけ方はゴルフと同じ。「体の使い方がうまく、スイングスピードが速い」(林監督)。内角低めをうまくはじき返す打撃が特徴だ。

     花牟礼選手は「現時点でチーム内で頼れる打者は内山(壮真主将=2年)と知田(爽汰選手=同)」と2人の甲子園経験者をあげながら、「2人以上に打てるようになりたい」。中田選手も「1年生なのでプレッシャーはなくのびのびとやれるはず。自分の力でヒーローになりたい」と意気込む。初めて甲子園の土を踏むその日が待ち遠しくてたまらない。

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