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2020センバツ・頂点つかめ!

第2部・強さの秘訣 健大高崎/上 投手力 フォーム改善で成長 /群馬

投球練習する健大高崎の投手陣=群馬県高崎市の健大高崎高で

 <頂点(てっぺん)つかめ!>

    登板日予告、調整を徹底

     3月19日に開幕する第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する健大高崎。昨秋の関東大会で初優勝、続く明治神宮野球大会では初出場で県勢初の準優勝と大躍進した。センバツの目標は「日本一」。2回に分けて、強さの秘訣(ひけつ)を探る。【妹尾直道】

     2019年11月の明治神宮大会決勝。先発のマウンドに立ったのは背番号1の下慎之介選手(2年)ではなく、背番号10の橋本拳汰選手(同)だった。試合は敗れるも、リリーフ陣も含めて粘投し、1点を争う好ゲームを演出。投手陣の層の厚さを印象づけた。

     以前から機動力が注目されてきたが、昨秋の躍進を支えたのは投手力だろう。投手陣を指導する生方啓介部長が育成方針とするのは、1試合を1人で投げきれる力の取得だ。取り組んだのは、投手自身の投球動作の確認。体がどう動くのかを把握し、投球に必要な筋肉の強化やフォーム改善に取り組んできた。

     2月上旬には、一部の投手がフォーム作りを目指し、多くの一流選手が訪れる鳥取市のトレーニング施設「ワールドウイング」で4日間、合宿した。球のキレが良くなったという橋本拳選手は「成長を実感できた。甲子園で投げるのが楽しみ」と話す。

     さらに、取り組むのがコンディション調整の徹底だ。投手は1人の出来が試合を左右するポジション。精神面も含めた準備を選手個人で行う必要がある。チームではシーズン中、練習試合の登板を約2週間前に告げるローテーション制を導入。ブルペンに入る日や投球しない日を試合日から逆算して決め、最高の状態で試合に臨めるよう調整させてきた。下選手は「登板の有る無しでその日の入り方が変わってくる。事前にわかるのは良いことだ」と語る。

     フォーム改善やローテーション制は、疲労の蓄積を防ぎ、故障の防止にもつながる。生方部長は「試合で好投できる複数の投手がそろった。投手の計算が立てば、攻撃の幅も広がり、日本一を目指せるチームになる」と力を込める。

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