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2020センバツ・頂点つかめ!

第2部・強さの秘訣 健大高崎/下 打撃力 3段階で強化、仕上げ /群馬

「スペクタクルベースボール」の横断幕の下、打撃練習に励む選手たち=群馬県高崎市の健大高崎高で

 <頂点(てっぺん)つかめ!>

    型にはめず、個性尊重

     昨秋の公式戦終了後に持ち上がったチームの課題は「打撃力」。その強化のために、岩手県ゆかりの2人のコーチが指導に当たっている。打撃の基礎力向上を担当するのは、今年度着任した赤堀佳敬コーチ。強打で知られる盛岡大付高で指導経験を持ち、今冬は3段階に分けて打撃力強化に取り組んできた。

     昨年末からの第1段階では、体に負荷をかけた5種類のティーバッティングなどを実施。1日1000スイングを目標に、徹底的に振り込んだ。第2段階はマシンが繰り出す球速130キロの直球を連続で打ち込んだ。失投の出やすい球速を、体で覚えて確実に捉えられるようにするためだ。第3段階では走者や変化球など実戦的要素を取り入れた打撃練習で仕上げを行う。

     赤堀コーチは「甘い球を狙って、ヒットにできる力がついている」と成果を強調。昨秋2番を担った戸沢昂平選手(2年)も「逆方向へ飛ばせるようになるなど、去年の秋には出なかった打球を飛ばせるようになった」と手応えをつかむ。

     他方、試合展開に応じた行動判断のポイントを指導するのが花巻東高OBの沼田雄輝コーチだ。進塁の判断に打球だけでなく、相手野手の動きや守備位置を見ること、盗塁を成功させるための相手投手の癖の見極め方など、選手の能力を最大限に生かす判断方法を伝えてきた。

     沼田コーチは「型にはまった選手では面白くない。個性を尊重し、『気づき』や『ひらめき』を求めてきた」と話す。全国各地からさまざまなタイプの選手が集結し切磋琢磨(せっさたくま)を重ねてきた。この冬に得た自信を胸に、これまでのチームスローガン「機動破壊」を超えた「スペクタクルベースボール」をセンバツでも体現する。【妹尾直道】

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