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2020センバツ・頂点つかめ!

第2部・新監督の挑戦 桐生第一/下 自宅生の栄養も管理 体調・課題、スマホで報告 /群馬

補食を食べて体作りに励む選手たち=群馬県みどり市の桐生第一高グラウンドで

 <頂点(てっぺん)つかめ!>

     選手の自主性を重視して強化に取り組んできた今泉壮介監督(40)。2年目の今冬は選手との対話や体作りにさまざまな方法を取り入れでチームに新しい風を吹き込んでいる。

     2月下旬、みどり市の野球部グラウンド。脇では練習合間に補食の米を食べる選手の姿があった。体重増加の目標に合わせて選手ごとに決めた量の米を補給する。広瀬智也主将(2年)は「体作りを大切にすることで、技術的に良い結果が出る」と話す。

     「全国レベルで優勝するチームは平均身長や体重の数値が高い」と今泉監督。今冬は重点的に体作りに取り組んだ。米だけではなく、曜日によってバナナや乳製品、野菜ジュースなども取り入れ栄養バランスも考慮。チームには寮生と、自宅生が交じる中で、保護者向けにも栄養学のセミナーを開き、家庭での取り組みも求めた。

     昨秋からは週2~3回、最新鋭のトレーニング機器がそろったみどり市内のジムも活用する。米300グラムの補食を取り入れ、昨秋から約8キロの体重増加に成功した加藤真樹朗選手(2年)は「バランス良く食べて、新しいマシンでこれまで鍛えられなかった筋肉も増強した。強い球に押されず、逆方向への打球も力強くなった」と手応えをつかむ。

     また、選手一人一人との対話を深めるために、各選手の状態を把握できるスマートフォンアプリも導入している。体調不良や体の痛みがあればアプリで報告し、健康管理をする。さらに練習や試合の後には、課題や振り返りなどを書いてもらい、監督とやりとりする。捕手の星野綜汰選手(2年)は「監督と直接やりとりすることで試合や練習の反省点をさまざまな視点から見てもらえる」と語る。

     “今泉流”によりパワーアップした今冬。一回り大きくなったチームは甲子園を心待ちにしている。【妹尾直道】

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