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「判断材料足りない」「評価できない」ドラフトで頭抱えるスカウト陣 夏の甲子園中止決定

第101回全国高校野球選手権大会で観客でいっぱいになった阪神甲子園球場=兵庫県西宮市で2019年8月11日午前11時29分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

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 夏の甲子園中止を受け、プロ野球のスカウトからは「評価ができない」「判断材料が少なく、非常に難しい」との声が上がった。アマ野球は春のセンバツの他、全日本大学選手権や社会人の日本選手権も中止になっており、各球団は11月に予定されている新人選手選択(ドラフト)会議の戦略作りで頭を悩ませそうだ。

第101回全国高校野球選手権大会の開会式=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2019年8月6日、山崎一輝撮影

 ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「安全第一なので判断は尊重したいが、例年並みの水準のドラフトは難しくなる」との見通しを示した。橿渕デスクは、練習で確認できる選手の球速や足の速さに加え、「試合に向けた調整能力や、緊張感のある中で力を発揮できるかという部分」を評価ポイントに挙げる。春季大会も中止になったため、「公式戦ならではのチェックが全くできない。例年とは違う判断材料を見つけてやっていくしかない」と話した。

 全国から実力校が集う夏の甲子園には、地区ごとに担当が分かれる各球団のスカウトも集結し、選手のクロスチェックを行う。だが、今年は中止によって複数のスカウトによる確認や選手の比較ができなくなった。広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「東北の選手がいいと思っていても、九州の選手が出てきたら数段上ということはある。見比べは必要」と甲子園視察の重要性を指摘する。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年通りの活動ができないため、各球団のスカウトは自宅で動画を確認したり、電話で情報収集をしたりしている。ある球団のスカウトは「緊急事態宣言が全て解除されても、学校が見学を受け入れてくれるか」と懸念した。【細谷拓海、藤田健志】

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