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(その1) 愛知・豊橋西野球部主将 病の先、夢見た甲子園 色あせぬ、努力の日々

チームになくてはならない存在となった背番号「5」。谷町源は集大成の舞台を待ち望んでいる=家族提供

 愛知県豊橋市の自宅の部屋で一人、スエット姿でスマートフォンを手にしていた。「夏の甲子園、中止決定」。病と闘いながら白球を追ってきた県立豊橋西高3年で野球部主将、谷町源(はじめ)(18)の目にニュース速報が飛び込んできた。20日午後、日本高校野球連盟は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、夏の全国高校野球選手権大会の中止を決めた。何も手につかず、気づけば1時間以上、ぼんやりとしていた。

 思えば、一度は諦めたはずの野球だった。小学3年の時、右足のペルテス病と診断された。大腿(だいたい)骨の先端が壊死(えし)し、変形する病で、6歳ごろから痛みを感じていたが、検査を繰り返しても病名がつかないでいた。プロ野球の中日ファンでスポーツ少年団で野球を始めたばかりだったが、滋賀県の病院で手術し、約2カ月入院した。野球を続けながら定期的に検査を受けたが、状態が思わしくなく、中学2年時にも再び手術…

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