メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「1試合だけでもありがたい」 夢の甲子園に感謝の声 センバツ交流試合

吉田健人部長(手前)からセンバツ交流試合の開催を伝えられる山梨学院の部員たち=甲府市で2020年6月10日午後4時16分、玉城達郎撮影

 新型コロナウイルスの影響で中止となった第92回選抜高校野球大会出場校の野球部員たちを「甲子園」での試合に招待する「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」の開催が10日決まった。既に夏の甲子園大会も中止が決まっており、春夏の夢舞台を失った選手たちへのせめてもの贈りものとなった。

「多くの人の協力をかみしめて」山梨学院

 2年連続4回目のセンバツ出場を決めていた山梨学院(山梨)のグラウンドでは10日夕、吉田健人部長が集まった部員たちに交流試合の開催を伝えた。吉田部長は「与えられた機会を楽しんでほしい」などと語りかけ、選手たちは真剣な表情で耳を傾けた。

 㓛刀(くぬぎ)史也主将(3年)は「1試合だけでも甲子園で試合ができるのはありがたい」と感謝。吉田洸二監督は「生徒たちは、多くの人たちの協力で甲子園に立たせてもらえることをかみしめ、感謝し、いつか恩返しできる人間になってほしい」と期待を込めた。

「腐らずやればよいことがある」静岡・加藤学園

センバツ交流試合について米山学監督(手前)から伝えられる加藤学園の選手たち=静岡県沼津市で2020年6月10日午後4時31分、長谷川直亮撮影

 センバツに初出場する予定だった加藤学園(静岡)の部員たちも、交流試合開催の一報をかみしめた。10日夕の練習開始前、米山学監督がグラウンドに集まった部員たちに「腐らずにやればよいことがある。周囲の思いに応えよう」と呼びかけた。

 勝又友則主将(3年)は「いろいろな人たちのおかげで甲子園でのプレーがかない、感謝したい」。主戦の肥沼(こいぬま)竣投手(3年)も「甲子園を諦めきれなかった。自分のピッチングが通用するか試したい」と意欲を見せた。【金子昇太、深野麟之介】

「感謝を胸に1試合に心込める」東京・国士舘

 新型コロナウイルスへの警戒を呼びかける「東京アラート」が出ている東京の国士舘は10日夕、文書でコメントを出した。

 永田昌弘監督は「一度は諦めた甲子園球場での試合の機会をいただき、心からうれしく思います」と率直に喜んだ。岩渕公一校長も「熟慮を重ねた結果のご判断」とした上で「出場に向けた万全の対策を検討してまいる所存です」と、安全対策の徹底を強調した。

 3年生部員は学校再開翌日の今月2日、短時間ながらグラウンドでの練習を再開した。永田監督は「都代表としての誇りと、これまで支えてくださった方々への感謝を胸に、その1試合に心を込めて臨みたい」と結んだ。【川村咲平】

毎日新聞のアカウント

8月11日の試合

話題の記事

関連サイト