メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

山梨学院選手ら喜び 「熱い夏」再始動 「出場できること、かみしめて」 /山梨

センバツ交流試合の開催決定について吉田健人部長(右端)から伝えられる山梨学院の選手たち=甲府市で、玉城達郎撮影

 新型コロナウイルスの影響で中止となった第92回選抜高校野球大会(センバツ)に出場予定だった32校による交流試合が甲子園で開催されると10日発表された。山梨学院の選手たちは甲子園の舞台に立てる喜びをかみしめていた。【金子昇太、梅田啓祐】

    吉田健人部長の話を真剣な表情で聞く山梨学院の選手たち=甲府市で、玉城達郎撮影

     「甲子園で1試合できることになった。感謝と恩返しの気持ちを忘れずプレーしてほしい」。10日夕、甲府市の山梨学院砂田球場で、吉田健人部長が選手たちに語りかけた。選手たちは吉田部長の話を真剣な表情で聞いていた。

     山梨学院は2019年の秋季関東大会で準優勝を果たし、今春のセンバツへの出場が決まった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で3月にセンバツの中止が決定。さらに5月には第102回全国高校野球選手権大会と各地方大会の中止も決まった。

     甲子園でプレーすることを諦めざるを得ない状況の中、飛び込んだ交流試合の開催。1年から春夏合わせて3回甲子園に出場している栗田勇雅選手(3年)は「夏の大会がなくなり、ライバル校の選手が甲子園を目指せない中、自分たちが出場できることをかみしめて試合に臨みたい」と神妙な表情で語った。

     エースの吉川大投手(同)は「うれしいというよりびっくりしている。1試合だが、思い切り投げたい」と意気込んだ。小吹悠人選手(同)は「県内の他の高校の選手たちの気持ちを考えると100%喜ぶことはできないが、甲子園は他の球場では味わえない緊張感がある舞台。甲子園に行けるのはうれしい」と話した。

     マネジャーとして選手たちをサポートしてきた青木ゆなみさん(同)は「何を目標に頑張ったらいいのかわからないと感じることもあったけれど、みんな一生懸命個人練習に励んできた。選手たちが力を出し切ってプレーできるように支えたい」と話した。野球部の保護者会長の渡辺努さん(52)は「どんな形であれ、少しでも多くの試合ができるのなら親としてうれしい」と語った。

     吉田洸二監督(51)は「生徒たちにはいつか大人になったときに、多くの人の協力で甲子園に立たせてもらったことをかみしめて、感謝し、恩返しできる人間になってほしい。どんなことよりも僕はこれを伝えたい」と話した。

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    関連サイト