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「いったんは目標見失った」 広島新庄の選手、4月就任の監督と気持ち新たに

雨が落ちるなか、甲子園での交流試合開催を伝えた宇多村聡監督の言葉を聞く広島新庄選手たち=広島県北広島町で2020年6月10日午後4時53分、手呂内朱梨撮影

 新型コロナウイルスの影響で中止になった第92回選抜高校野球大会について、日本高校野球連盟は10日、出場予定だった32校による交流試合を兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で8月に開くと決めた。この春に6年ぶり2回目のセンバツ出場を確定させていた広島新庄(北広島町)にも日本高野連による決定の報が届き、選手らは気持ちを新たにしていた。

 4月に就任した宇多村聡監督(33)がグラウンドに集めた選手ら85人を前に「このような状況のなか甲子園で試合ができるのは幸せなこと。野球ができることに感謝し、しっかりやろう」と交流試合開催の決定を伝えた。整列して一言一句に耳を澄ませた選手らは表情を引き締めていた。

 広島新庄は2019年の秋季中国大会で4強入りし、中国・四国代表として14年以来のセンバツ出場を確定させていたものの中止に。コロナ禍による臨時休校で練習も中断していたが、6月1日に再開して以降は朝夕に検温するなどして体調管理に努めてきた。

 この間には、3年生球児が「最後の夏」をかけて挑む第102回全国高校野球選手権大会もコロナ禍により中止が決まった。県予選に当たる広島大会は、県高野連が県独自の代替大会を開く方針を打ち出しており、広島新庄でもこの大会を照準に調整を進めてきた。

 そのさなか飛び込んできた、甲子園での交流試合。1試合限定で球児たちの聖地に足を踏み入れることになった下志音主将(3年)は「いったんは目標を見失ったが、野球を始めてからずっと憧れの場所でプレーできることになり、本当にうれしい」と話した。県内で開かれる独自大会にも全力で臨むことを誓った。

【手呂内朱梨】

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