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#最後の1年

磐城高ナインを再結束させた1通のメール 甲子園でよみがえるコバルトブルー旋風

明るい表情で練習に臨む磐城高の選手たち=福島県いわき市で2020年6月10日午後4時32分、和田大典撮影

 福島県立磐城高野球部が25年ぶりに阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に戻ってくる。新型コロナウイルスの影響で中止された選抜高校野球大会の救済措置として8月10日に開幕する交流試合に出場する。21世紀枠での出場を決めていたセンバツに続き、夏の全国高校野球選手権も中止が決まった時、チームは目標を失い、揺れた。選手たちを再び結束させたのは、祈りにも似た1通のメールだった。

 福島県いわき市の住宅街にある磐城高は1896年創立の県内屈指の進学校。野球部は1906年創部で甲子園では71年夏に準優勝している。伝統を受け継ぐ主将で捕手の3年、岩間涼星(17)が迫る夢舞台を前に実感を込める。「たくさん大変なことがあったけれど、中途半端にせず、皆でここまで来られた」。朗報と悲報が飛び交った激動の半年間だった。

 最初の朗報は1月24日、46年ぶりのセンバツ切符だった。12年ぶりに出場した昨秋の東北大会で、台風19号で被災した市民を勇気づけようと8強入り。大会後は約半月間、浸水した民家からの泥出しや家具の運び出しなどボランティアに取り組んだ。社会活動も評価され、21世紀枠で選出された。

 ただ背後に忍び寄っていたのが…

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