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甲子園に「白スパイク」ブーム これまではアウト、そもそもなぜ黒?

【広島新庄-天理】白色スパイクで試合に臨む天理の選手たち=阪神甲子園球場で2020年8月11日、藤井達也撮影

 10日に開幕した2020年甲子園高校野球交流試合で、白色のスパイクシューズを使用する高校が登場し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を中心に注目を集めている。これまで黒一色だった高校球児の足元。なぜ、変化が起こったのか。

 「白スパイクだと暑さを感じない。夏でも集中してできる」。第1日(10日)の第2試合で逆転サヨナラ勝ちした明徳義塾(高知)の奥野翔琉中堅手(3年)が効果を口にした。第3日(12日)の第1試合に登場した智弁学園(奈良)の小坂将商監督も「独自大会は黒色スパイクで熱中症が出た。これから白のスパイクで行った方が対応できる」と語る。SNS上でも「炎天下の黒スパイク、本当に暑かったから」「真新しくさわやか」などの反応が見られた。

 日本高校野球連盟はスパイクについて、メーカーの商標の大きさなど細かく規定し、色もこれまでは黒しか認めていなかった。その理由は定かではないが、関係者によると「米国から野球が伝わった時に黒だった」「昔は染色技術が未発達で、黒しかできなかった」など諸説があるという。

 しかし、近年は夏の酷暑が続き、夏の甲子園でも試合途中に脱水症状を訴えたり、足がつったりする選手が増えつつあった。そこで、日本高野連は熱中症対策として、黒より温度が上がりにくいとされる白色のスパイクを認めた。スポーツメーカー大手のミズノの調査では、炎天下でスパイクの内部温度、表面温度の変化を検証したところ、黒に比べ…

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新井隆一

毎日新聞大阪本社運動部。1977年、東京都生まれ。2001年入社。大阪運動部、松山支局、姫路支局相生通信部を経て、07年秋から大阪、東京運動部で勤務。リオデジャネイロ五輪、陸上世界選手権(モスクワ、北京、ロンドン)、ラグビーワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会などを取材。高校野球の監督経験もある。

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