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強気崩さず内角攻め 今夏屈指の右腕、明石商・中森の精神力 交流試合

【桐生第一-明石商】明石商の先発・中森=阪神甲子園球場で2020年8月16日、平川義之撮影

 2020年甲子園高校野球交流試合は第5日の16日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で第1試合があり、明石商(兵庫)が3―2で桐生第一(群馬)との接戦を制した。

 予定通りの攻めの投球だった。1点差で迎えた八回2死二、三塁。一打出れば逆転される場面で、明石商のエース中森の心は揺るがなかった。3番・広瀬智への5球目は、勝負球の内角に食い込む146キロの直球。窮屈なスイングで空振り三振に取り、控えめながらガッツポーズも飛び出した。

 過去の試合映像から、広瀬智がインコースの真っすぐに詰まる打撃スタイルであると分析していた。3打席目までに2死球を与えたが「気持ちを強く持った」。恐れることなく強気に攻め続けた。

 課題の立ち上がりを無得点に抑え、序盤はリズムに乗った。三回には自己最速にあと1キロと迫る150キロをマークしつつ、スライダーやフォークと変化球を交ぜて打ち取っていく。昨夏の甲子園準決勝・履正社戦で、警戒し過ぎて球数を要したことからストライク先行を心掛け、二回から六回までは一人の走者も許さなかった。

【桐生第一-明石商】力投する明石商の先発・中森=阪神甲子園球場で2020年8月16日、久保玲撮影

 終盤は練習不足が露呈し、下半身の粘りがなくなり球が浮いて失点を重ねたが、リードを許すことは一度もなかった。1年夏から甲子園に出場し、昨年は春夏連続4強入りに貢献した3年生世代で実績ナンバーワン右腕。9試合目の甲子園登板で、狙っていた初完封こそ逃したが「チームの目標だった、勝って終わることができた」と、勝利にこだわる投球スタイルに変わりはなかった。【藤田健志】

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藤田健志

毎日新聞大阪本社運動部。1981年、熊本市生まれ。2005年入社で松山支局、学研・宇治支局などを経て11年からスポーツ取材に関わる。大阪や名古屋でプロ野球、アメリカンフットボール、大相撲などを担当。趣味はスポーツや歴史を題材とした漫画本収集。

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