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高校野球秋季大会2023

2023年秋の高校野球のトップページです。全国10地区で、新チームによる「秋の王者」が決まります。

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秋季高校野球

県大会 甲府城西、山梨学院破る 日本航空も延長制し4強 /山梨

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【日本航空-駿台甲府】三回表日本航空2死一、二塁、和泉の適時二塁打で和田が生還=甲府市で2020年9月26日、金子昇太撮影 拡大
【日本航空-駿台甲府】三回表日本航空2死一、二塁、和泉の適時二塁打で和田が生還=甲府市で2020年9月26日、金子昇太撮影

 第73回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)は26日、甲府市の山日YBS球場で準々決勝2試合があった。昨年優勝の山梨学院は甲府城西のエースを打ちあぐね敗退。日本航空は延長十一回の末、駿台甲府を退けた。27日も同球場で、ベスト4を懸けた準々決勝2試合が行われる。【金子昇太】


駿台甲府涙のむ

 <山日YBS球場>

 ▽準々決勝

日本航空

  00201000002=5

  01001010000=3

駿台甲府

 (延長十一回)

 (日)山形、小沢―山本竜

 (駿)渡辺拓―森本

▽本塁打 塩谷(駿)

▽二塁打 森、和泉、エドポロ(日)

 日本航空は1点を追う三回、2死一、二塁で和泉が左中間に二塁打を放ち逆転。同点後の延長十一回、1死から3安打を集中。敵失もからみ2点を勝ち越した。駿台甲府は二回、渡辺拓の左前適時打で先制。七回には3連打で同点としたが、以降は散発2安打に抑え込まれた。

山梨学院及ばず

 ▽同

甲府城西

  003001010=5

  000001011=3

山梨学院

 (甲)滝嶌、小林―山口

 (山)川口、宮下、古川―笠井

▽本塁打 佐藤(山)

▽三塁打 小松(甲)相沢(山)

▽二塁打 宮下(山)

 甲府城西は三回、2死一、二塁から山寺と小松の連続適時打で3点を先取し勢いに乗った。投げては先発の滝嶌が8回3分の0を投げて被安打5と好投。接戦を制した。山梨学院は八回、佐藤が左中間本塁打を放つなど終盤に粘りを見せたが及ばなかった。

駿台甲府・塩谷遥生中堅手(2年) 拡大
駿台甲府・塩谷遥生中堅手(2年)

公式戦初の本塁打

 ○…2点を追う五回。駿台甲府の塩谷遥生(えんや・はるき)中堅手は「塁に出よう」と自分に言い聞かせ打席へ。5球目の内角直球をライトスタンドに運んだ。公式戦初本塁打で「うれしかったし、ほっとした」。練習試合では三振や凡打を重ねた。夏からバドミントンのシャトルをバットで打つ「羽根打ち」でタイミングを合わせる練習に力を入れた結果、ヒットが出るようになった。だが、この日の試合は本塁打以外は打てなかった。「悔しい。球を捉えきれなかった。チャンスで打てるよう練習に励みたい」と話した。


甲府城西・滝嶌俊喜投手(2年) 拡大
甲府城西・滝嶌俊喜投手(2年)

 ■ズーム

制球力磨き雪辱果たす 甲府城西・滝嶌俊喜投手(2年)

 ベスト4をかけた準々決勝。相手は今夏の独自大会準決勝で、0―7で七回コールド負けした強豪、山梨学院だった。「リベンジを果たす」。強い思いでマウンドに立った左腕エースは、五回まで1安打に封じる好調な滑り出し。宿沢元樹(しゅくざわもとき)監督は「素晴らしい立ち上がり。良い流れができた」と評した。

 チェンジアップを得意とし、カーブ、スライダー、フォークなど多彩な変化球が持ち味。球速は最大120キロ台のため、制球力に磨きをかけてきた。2番手としてマウンドに立った独自大会の敗北の悔しさをバネに、山梨学院や東海大甲府の強打者をイメージして練習に励んだ。

 この日、「テンポ良く投げることができた」と振り返るピッチングは、変化球が低く集まった。六回から山梨学院の反撃に遭ったが「これまで通り投げれば大丈夫」と心の中で唱えた。試合後、「めちゃくちゃうれしかった。次も平常心で投げたい」と語った。【金子昇太】

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