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第143回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は11日、富山県の富山市民球場と魚津桃山運動公園野球場で準々決勝4試合が行われた。
星稜(石川1位)と上田西(長野2位)はともに八回コールド勝ちで準決勝進出。関根学園(新潟3位)と敦賀気比(福井1位)はいずれも逆転で接戦を制し、4強入りを決めた。
準決勝は17日、決勝は18日にいずれも富山市民球場で行われる。【池田真由香、山口敬人、中田博維】
▽準々決勝
【魚津桃山運動公園】
敦賀気比
0000000313=7
1000002010=4
新潟明訓
(延長十回)
(敦)竹松、上加世田―長尾
(新)柳下、飯浜―加藤
▽三塁打 高木(新)
▽二塁打 柳下(新)東、今井、上加世田(敦)
敦賀気比が終盤の集中打で逆転勝ち。八回2死からの4連打で同点。延長十回は2死一、二塁から大島の右前打で勝ち越し。沼田が2点適時打で続いた。新潟明訓は七回まで好投の柳下が崩れ、勢いを止められなかった。
○…敦賀気比が延長戦を制し準決勝進出を決めた。七回までわずか1安打。八回も1死から安打の上加世田頼希選手(1年)が二塁を狙って憤死。嫌な雰囲気になりかけたが「いい当たりが出始めたので焦りはなかった」との大島正樹主将(2年)の言葉通り、そこからの4連打で追い付き、九回も連続二塁打で勝ち越した。いずれも2死走者なしから連打だった。いったんは追い付かれたが、十回も2死から大島主将、沼田航選手(2年)の連続適時打で3点を加え試合を決めた。例年と比べ小柄な選手が多く長打力は劣るものの、つなぐ意識は例年以上。「北信越大会では好投手が多く苦しんでいるが、これをきっかけにしたい」と大島主将は意欲を示した。