1点を追う三回、反撃の口火を切る三塁打を放ち、三塁に滑り込む日大山形の秋葉光大=宮城県石巻市の石巻市民球場で2020年10月17日午前10時半、尾形有菜撮影

 高校野球の秋季東北大会は17日、宮城県石巻市の石巻市民球場などで準々決勝4試合があった。日大山形(山形)が長打攻勢で東北(宮城)を7―4で破り、3年ぶりの4強入り。花巻東(岩手)は2―1で八戸西(青森)との接戦を制して2年ぶりの準決勝進出を決めた。柴田(宮城)は15―10で東日本国際大昌平(福島)との打撃戦を制し、32年ぶりの4強進出。福島勢は姿を消した。2連覇を目指す仙台育英(宮城)は羽黒(山形)に11―2で七回コールド勝ちした。

 日大山形・荒木準也監督 簡単な試合ではない中でよくやってくれた。先発の斎藤が打たれながらもピンチをしのいでくれた。先取点を許したが、追う展開が多いので焦りはなく、落ち着いてプレーができていた。

 東北・富沢清徳監督 私の采配ミス。もう少し点を取らせてあげることができた。打線は振れていたが、相手と比べて長打力の差が出た。打力のあるチームと分かっていたので、もう少ししのげたら良かった。

 花巻東・佐々木洋監督 相手の福島投手は良い投手なので接戦になると予想していた。先制点を取れたのは大きかった。先発の中居はここまで投げてくれると思わず、驚いた。もう少し追加点がほしかった。

 八戸西・小川貴史監督 相手の中居投手がすばらしく、途中で配球を変えたこともあり最後まで攻略できなかった。気持ちに焦りがあったかもしれない。先発の福島は、ほぼ完璧な投球をしてくれた。来夏に向け、チームを作り直していきたい。

 柴田・平塚誠監督 (相手の)鈴木君はスライダーが良かったが、球が浮いてきた。(八回に逆転打を放った)菅野はチャンスに強い。七回もつなぐ良い仕事をした。(先発の)谷木は配球を変えてから良くなった。

 東日本国際大昌平・伊藤博康監督 どっちに転んでもいい試合だった。(2番手の)鈴木は多少の失点は覚悟していたが、立て直してほしかった。(先発の)矢板も鈴木も立ち直れないのが今後の課題。

 仙台育英・須江航監督 (2試合連続で好投した)松田はここまでのMVP。(エース格の)古川、伊藤が投げないで勝てたのはベスト。一回に浅野が三塁打、島貫も追い込まれてタイムリーを打ち、失投があるとやられるなという印象を相手に与えられた。

 羽黒・渋谷瞬監督 守備のミスが多く失点につながった。(ミスが止まらなかったのは)打球が予想以上に速かったから。人工芝への経験不足がある。