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秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催)は24日、島根県出雲市の県立浜山公園、松江市営の両野球場で1回戦の残り4試合が行われた。
盈進(広島2位)が延長十三回タイブレークで関西(岡山2位)を降し、米子東(鳥取1位)は延長十一回、立正大淞南(島根3位)にサヨナラ勝ち。広島新庄(広島1位)は鳥取西(鳥取3位)を圧倒し、五回コールド勝ち。桜ケ丘(山口1位)は矢上(島根4位)に競り勝ち、8強が出そろった。
25日は両野球場で準々決勝4試合があり、ベスト4進出校が決まる。準決勝は31日、決勝は11月1日に浜山公園野球場で行われる。今大会は来年3月19日に開幕する第93回センバツ大会選考時の重要な参考資料となる。【小坂春乃、中田博維】
▽1回戦
【島根県立浜山公園】
盈進 0112101000001=7
関西 3001002000000=6
(延長十三回、十三回からタイブレーク)
(盈)松井、佐々木―畠山
(関)佐藤、前田―小林
▽二塁打 平田、森岡(盈)重利、森安(関)
盈進が今大会初の延長タイブレークを制した。五回、倉橋の適時打で勝ち越し。延長十三回、四球押し出しで決勝点を得た。捕手・畠山が二度相手の生還を防いだ。関西は打者三人で先制。終盤は好機を生かせなかった。
【松江市営】
鳥取西
00000=0
00145=10
広島新庄
(五回コールド)
(鳥)池内―西原
(広)花田―北田
▽本塁打 北田(広)
▽三塁打 花田(広)
▽二塁打 北田、平田(広)
広島新庄が五回コールド勝ち。三回に二塁打の北田が繁光の適時打で先制のホームを踏むと、北田は四回に2点適時打、五回も満塁本塁打を放つなど3安打6打点の活躍。鳥取西は花田に10三振、2安打に抑えられた。
○…広島新庄の花田侑樹投手(2年)が、5回で毎回の10奪三振と好投した。ストライク先行を意識し、「打者の反応を見ながら投げた」と追い込んでからはカーブ、スライダーの変化球で相手打者をほんろう。被安打もわずかに2本と冷静な投球が光った。チームには昨秋の中国大会や夏の交流試合で活躍した左腕・秋山恭平投手(2年)もいるが、背番号「1」を背負う本格派右腕。「県大会から調子がよく、好調さを維持している」と宇多村聡監督の信頼も厚い。
立正大淞南
00010100000=2
20000000001=3
米子東
(延長十一回)
(立)持田、新地、井上―谷川
(米)舩木佑―舩木洸
▽二塁打 谷川2、重栖、藤田(立)津田(米)
矢上
100200000=3
01022000×=5
桜ケ丘
(矢)桃田―西川
(桜)戸高―東川
▽三塁打 戸高(桜)
▽二塁打 桃田(矢)宮城(桜)