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2打席連続の申告敬遠にも「不動の心」 健大高崎・4番の小沢 秋季高校野球関東

【健大高崎-国学院栃木】五回表健大高崎無死一、二塁、小沢周平が右前に適時打を放つ=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で2020年10月27日午前11時半、岩壁峻撮影

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 高校野球の秋季関東大会は27日、千葉県柏市の柏の葉公園野球場などで2回戦があり、2連覇を狙う健大高崎(群馬)は国学院栃木(栃木)に8―1でコールド勝ちした。健大高崎は31日の準決勝(千葉県野球場)で専大松戸(千葉)と対戦する。

 高校通算31本塁打を誇る健大高崎の4番・小沢周平(2年)は、国学院栃木バッテリーから、なかなかバットを振らせてもらえなかった。

「不動の心」でチームを引っ張る健大高崎の4番・小沢周平=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で2020年10月27日午前11時2分、岩壁峻撮影

 一、三回と2死二塁の得点機で打席に立ったものの、いずれも申告敬遠。「4球待たせないことで、次の打者も準備が十分でないまま打席に立つ。相手に流れを渡さないという意味合いもある」という国学院栃木の柄目(つかのめ)直人監督の狙い通り、健大高崎はともに後続を断たれた。

 イライラが募っても不思議ではない場面だったが、「自分以外にも打者はいるので」と小沢の心は乱れなかった。1点リードの五回無死一、二塁で迎えた第3打席。さすがに塁が詰まった状況でピンチを広げる申告敬遠はなし。勝負強く右前へ運び、相手を突き放す貴重な追加点をたたき出した。

 国学院栃木の「小沢対策」について、健大高崎の青柳博文監督は「あの場面では自分も(申告敬遠を)考えたと思う」と冷静そのもの。何より「(無得点だった序盤の)我慢比べをよくしのいでくれた」と、策にのまれなかった小沢たちの精神的な強さをたたえた。

 旧チームから打線の主軸を担う小沢は、秋から主将としてもチームを引っ張る。「コロナ下でも大会があること自体がうれしい」。相手がいくら警戒しても、試合ができる喜びを推進力に持ち前の打棒を振るう。【岩壁峻】

岩壁峻

毎日新聞東京本社運動部。1986年、神奈川県生まれ。2009年入社。宇都宮支局、東京運動部、北陸総局(石川県)を経て、2019年10月から東京運動部。現在は主にパラスポーツを担当。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックは現地取材した。中学~高校(2年まで)はバレーボール部。身長が低かったため、中学の顧問には「スパイクは打つな」と言われて育つ。

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