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自らの「間」で逆転サヨナラ打 東海大甲府・久井 秋季高校野球関東

高校野球の秋季関東大会2回戦の東海大相模戦で、九回に逆転サヨナラ勝ちし、笑顔がはじける東海大甲府の選手たち=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日午後0時15分、尾形有菜撮影

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 高校野球の秋季関東大会は27日、千葉市のZOZOマリンスタジアムなどで2回戦4試合が行われ、東海大甲府は2―1で東海大相模を破った。

 「東海」対決のクライマックスは九回に訪れた。

高校野球の秋季関東大会2回戦の東海大相模戦で、九回に逆転サヨナラ打を放った東海大甲府の久井竣也=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日午後0時36分、尾形有菜撮影

 0―1で迎えた九回。1死一、二塁で打席を迎えた5番・久井竣也(2年)に対し、村中秀人監督は「外角のチェンジアップは打つな。外角のまっすぐを狙え」とアドバイスした。監督の言葉通り、狙い澄ました外角直球をたたき、右方向へ。打球は右翼手の手前で大きく弾んで頭上を越えた。ボールが転々とする間に、一塁走者も一気に本塁へ滑り込み、逆転サヨナラ打(記録は三塁打)に。「これまでにないくらいうれしい」と笑顔がはじけた。

 甲子園で春夏通算4度の優勝を誇る強豪の東海大相模とは、現チームでは初対決だった。勝機を見いだすには、1年時から甲子園を経験し、8月の交流試合の大阪桐蔭戦で好投した左腕・石田隼都(2年)の攻略がポイントだった。投球テンポが速く、打者に配球を考える暇を与えない相手に対応するため、打撃投手にいつも以上にテンポを速めて投げてもらい、対策を練ってきた。

 この日は石田に対し、八回を終えてチームはわずか3安打と苦しめられた。久井も3打数無安打で2三振を喫していた。それでも「思っていた以上にテンポは速くない」と感じていた。練習の成果もあって打席で自分の「間」を保ち、九回の好球必打につなげた。

 「世間では『相模が勝つ』と言われていたが、自分たちの野球をするだけだと思った。つなぐ野球で、関東大会で優勝したい」と久井。前評判を覆す勝利で、頂点に立つ自信も膨らんできた。【尾形有菜】

尾形有菜

毎日新聞東京本社運動部。1992年、宮城県生まれ。2014年入社。宮崎、大分両支局を経て、20年から現職。運動経験はないが、高校時代は放送部(朗読)に所属して県大会で優勝。総文祭という文化部の「インターハイ」出場経験も。父と弟2人、妹が元ラガーマンのラグビー一家で育った無類のラグビー好き。

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