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ミックスゾーン

高野秋季九州大会 長崎県立大崎V 「小さな島の夢」力に

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 快進撃に島が沸いた。高校野球秋季九州大会が長崎県で6日まで開かれ、県立大崎が初優勝した。58年ぶりの出場で初戦敗退だった昨秋の同大会から1年。試合ごとに強くなるという表現がふさわしい戦いぶりだった。

 昨春センバツ4強の明豊(大分)に延長十二回サヨナラ勝ちした準決勝を含め、準々決勝は延岡学園(宮崎)、決勝は福岡大大濠と甲子園経験校を連破。エース坂本安司(あんじ)を中心に4試合計7失点と粘り抜いた。

 県西部に位置する西海市の離島、大島にある大崎は数年前まで部員9人に満たなかった。だが2018年春に清水央彦(あきひこ)監督(49)が就任。同じく無名の県立高から飛躍して09年センバツを制した清峰でコーチや部長を務めた経験があり、指導力に期待する選手が島外からも集まり始めた。3年生を含む今年度の部員47人の大半は合宿所生活を送っている。

 「清峰名物」とされた丸太を抱えてのダッシュなどは引き継がれているといい、甲子園初出場を目指して猛練習を積む選手たちへの島民の視線は温かい。「すれ違う人みんなが頑張ってと言ってくれる。力になる」と坂本。新型コロナウイルスの影響で原則無観客だったが、入場が認められた保護者らが用意した横断幕には「小さな島のでっかい夢 甲子園」の文字もあった。わずか2年半で九州の頂点に上り詰めた「サクセスストーリー」の続きを期待したい。【野村和史】


 *「ミックスゾーン」とは、記者が競技後の選手に取材する場所のこと

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