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バットを「指3本分」短く持ち快打 日大三・斎藤 秋季高校野球東京

【二松学舎大付-日大三】八回裏日大三2死二塁、斎藤広空が勝ち越しの左前適時打を放つ=神宮球場で2020年11月14日午後3時15分、安田光高撮影

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 高校野球の秋季東京大会は14日、神宮球場で準決勝が行われ、日大三が二松学舎大付に3―2で競り勝ち、3年ぶりに決勝へ駒を進めた。決勝は15日正午から、東海大菅生と対戦する。

 八回の攻撃前、日大三の小倉全由監督が指示を出した。「バットを短く持て」。二松学舎大付の左腕・秋山正雲(2年)の前に無安打と沈黙していた「強打の三高」が、目を覚ます合図となった。

 先発投手として踏ん張ってきた9番・宇山翼(2年)のチーム初安打となる中前打。これを足がかりに2死二塁の好機を築いた。右打席に立った2番・斎藤広空(ひろたか、2年)はいつも指1本分短く持つバットを、さらに指2本分も短く持った。狙い球は「直球」。ここまで手も足も出なかった直球で押してくることは分かっていたからだ。2ボール1ストライクから内角の140キロの直球をコンパクトなスイングで引っ張ると、強烈なライナーが左翼へ。二塁走者が生還して勝ち越し。勢いづいたチームはさらに1点を加えた。斎藤は「食らいついていけた」と会心の一打を振り返った。

小倉監督に心酔 優勝で恩返しを

 千葉県市川市出身。中学時代はU15(15歳以下)日本代表にも選ばれた。そんな逸材が日大三に進学した裏には、小倉監督の存在があった。

 小学生の頃に読んだ一冊の本に感銘を受けた。脳腫瘍を乗り越えて2010年に日大三をセンバツ準優勝へと導いた左腕投手、山崎福也(現オリックス)の復活ストーリーを描いたものだ。山崎を励まし、支えてきた「小倉監督の下で野球をしたい」と強く思った。

 この日、大会屈指の左腕から適時打を放った2番打者について、小倉監督は「よく打ってくれた」とたたえた。決勝に向け、斎藤は「一人一人に力はないが、チーム全員で戦っていきたい」。3年ぶりの優勝で小倉監督を喜ばせることができるか。【安田光高】

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