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「フェアプレー、基本に忠実に、チームワーク」 野球殿堂・佐山和夫氏

野球殿堂入りし、あいさつをする佐山和夫さん=大阪市西区で2021年1月14日午後3時26分(代表撮影)

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 野球殿堂博物館(東京都文京区)は14日、今年の野球殿堂入りを発表し、アマチュア野球関係者などが対象の特別表彰で、アトランタ五輪野球日本代表監督を務めた川島勝司氏(77)と日本高校野球連盟顧問でノンフィクション作家の佐山和夫氏(84)が選ばれた。

野球殿堂入りし、日本高等学校野球連盟の庭にある銅像の前で話す佐山和夫さん=大阪市西区で2021年1月14日午後2時29分(代表撮影)

 野球選手としての経験はなく、自身の野球歴を「小学生でのボールボーイ」と表現した佐山氏は「野球は大好きだが、これまでの人生の中で今回ぐらい驚いたことはない」と心境を語った。

 父親が旧制和歌山中(現桐蔭高)の教員で、自宅が学校の敷地内だったため、小学生ながら公認の球拾いとして活動。全国大会にも足を運んだ。40代で作家を志したのも、米国黒人リーグの伝説的投手、サチェル・ペイジの業績を調べたことがきっかけで、子供の頃の野球の経験がつながっていた。

野球殿堂入りし、日本高等学校野球連盟の庭にある銅像の前で話す佐山和夫さん=大阪市西区で2021年1月14日午後2時27分(代表撮影)

 第73回選抜高校野球大会(2001年)から導入された「21世紀枠」の創設にも関わった。「21世紀の高校野球を考える会」の委員を務め、「20世紀は戦争の世紀で強さに値打ちを置いていた。21世紀はもっと多様な価値観を身につけないといけないと思った」という。実力だけでなく、困難な環境の克服などが21世紀枠の選考条件となった。その精神は大阪国際女子マラソンで若手選手の育成目的で創設された「ネクストヒロイン」など他のスポーツにも波及したと考えている。

 佐山氏は「野球をやるからには、どの指導者も伝えているのがフェアプレー、基本に忠実に、チームワーク」と話し、野球界で引き継がれていくことを期待している。「攻守で道具をいちいち変えるのは野球ぐらいじゃないか。奥行きの深いゲームで無限の面白さを秘めている。今でも野球の魅力にとりつかれている」。今後も意欲的に執筆活動を続けていく。【藤田健志】

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