県予選(その2止) 女子、新潟産大付が初V /新潟

毎日新聞

リオデジャネイロ五輪金メダリスト、モハメド・ファラー選手(英国)のポーズをまねてゴールするマーシャ・ヴェロニカ選手=弥彦村で

 ◆女子

5区で一気に首位

 混戦が予想された女子は、昨年初出場で9位だった新潟産大付が、都大路への切符をつかんだ。8連覇がかかっていた新潟明訓は、5位に終わった。

 新潟産大付は、2区・佐瀬萌生主将(3年)が順位を三つ上げて5位でたすきをつなぐと、3区・山田美慶選手(2年)が区間賞の走りで4位に浮上。そのままたすきを受けた5区・マーシャ・ベロニカ選手(1年)が区間新の走りで一気に首位に立ち、単独校として出場2年目で初優勝を飾った。

 十日町は、3区まで2位以下と30秒以上の差をつけて独走。迫られながらも4区でも1位でたすきをつなぎ、5区・柳妃菜選手(3年)はマーシャ選手に次ぐ区間2位の走りを見せたが、14年ぶりの全国出場の夢はかなわなかった。

 3位の開志国際は、4区の蕪木美月選手(2年)が区間2位の力走を見せ、十日町に5秒差まで迫ったが、5区で力尽きた。新潟明訓は序盤の遅れを取り戻せなかった。

連覇途切れ出直し

 ○…8連覇に挑んだ新潟明訓は、一度も先頭に立つことができないまま、5位に敗れた。エース級が集まる1区を任されたのは、昨年の都大路を唯一経験している戸前春菜選手(2年)。「自分が務まるのか」と不安を抱きながらも全力で駆け抜けたが、思うような走りができず、区間8位。消え入るような声で「ごめんね」とつぶやきながら、後輩にたすきを託すことしかできなかった。「一から出直して、強いチームになる」。悔しさをバネに、雪辱を誓った。

金メダリストをまねてゴール

 「楽しい、楽しいだった」。新潟産大付のアンカーを務めたマーシャ・ベロニカ選手(1年)は、笑顔で振り返った。

 1区の長部果穂選手(2年)は出遅れたものの、「前へ、前へ」との思いで走り抜け、佐瀬主将にたすきを託した。後輩の思いを受け取ったメンバー唯一の3年生・佐瀬主将は、3キロを過ぎ、ラスト700メートルでスパート。順位を三つ上げ、「ぎこちなかった」と振り返りながらも、笑顔で後輩にたすきをつないだ。

 3区、4区でも順位を維持し、たすきはアンカーへ。マーシャ選手は折り返し地点で首位に立つと、2位以下をぐんぐん突き放した。先導車に導かれ、ゴール前にマーシャ選手の姿が見えると、「ベロニカー!」と歓喜の叫び声があがった。出場2年目でつかんだ、都大路への道。マーシャ選手は大好きなリオデジャネイロ五輪金メダリスト、モハメド・ファラー選手(英国)をまね、頭上に「M」をつくったポーズでゴールすると、小林要陸上部総監督の胸に飛び込んだ。


区間賞

1区=岡田智花(十日町)         20分23秒

2区=近藤愛(同)            13分59秒

3区=山田美慶(新潟産大付)       10分23秒

4区=吉田清華(新潟明訓)        10分46秒

5区=マーシャ・ベロニカ(新潟産大付) 15分57秒