県予選会 男子は豊川、3年連続制覇 光ケ丘女子、悲願の初優勝 /愛知

毎日新聞

フィニッシュテープを切る豊川のアンカー・岩城亮介選手

 男子第68回、女子第29回全国高校駅伝競走大会県予選会(県・県教委・県高体連・愛知陸上競技協会主催、毎日新聞社・知多市・同市教委後援、知多署・知多三四会協力)が5日、知多市緑町の知多運動公園陸上競技場を発着点に行われた。男子(7区、42・195キロ)は豊川が4区でトップに立った後は独走となり、3年連続4回目の優勝を果たした。女子(5区、21・0975キロ)は、光ケ丘女子が最終5区で逆転し、悲願の初優勝に輝いた。ともに12月24日に京都市の都大路で開かれる全国大会の出場権を獲得した。また男女とも上位6校は今月26日に三重県で開かれる東海大会に出場する。【三浦研吾、藤田健志】

男子は豊川、3年連続制覇

 豊川のアンカー・岩城亮介選手(2年)が「まだ通過点。喜びすぎてはいけない」と、控えめに右手人さし指を立て、フィニッシュテープを切った。岩城選手は「ガッツポーズも考えたが、昨年の都大路で結果がよくなかったので変えた。今年の都大路はチームで入賞を目指す」と誓った。

 この日のレースは豊川にとって1区から予想外の展開だった。2キロすぎで柏優吾選手(同)が転倒。柏選手は「中学時代も転倒したことがあったので、焦りはなかった」と話したが、「重要な区間なので1位でタスキを渡したかった」と区間5位を悔やんだ。2区では柳本匡哉選手(1年)が「1位で来ると思ったので焦った。でもスピードには自信がある」と区間賞の力走を見せ、チームを1位に押し上げた。

 3区では鈴木雄太選手(3年)が順位を一つ落とすが粘りの走り。トップと9秒差でタスキを受けた4区の関口雄大選手(2年)は、昨年の都大路では1区で41位で、「悔しい気持ちを忘れないように頑張ってきた」と再びトップに立った。

 そして、松永光雄監督が「自信を持っている」という5区の吉見新選手(3年)、6区の永田一輝選手(同)、7区の岩城選手は全員が区間賞の快走で、1位でフィニッシュ。永田選手はメンバー落ちした伊藤聡汰主将(同)を思い、「主将の分も勝たなければ、と走った。負けたら引退だったが、都大路で戦うチャンスがあってよかった」と笑顔を見せた。

 2位の愛知は、3区で蝦夷森章太選手(同)が区間賞を獲得するなど全員が安定した走りを見せた。

フィニッシュする光ケ丘女子のアンカー・鈴木純菜選手

光ケ丘女子、悲願の初優勝

 悔し涙を来年はうれし涙に変えよう--。昨年も今年と同じ5人で県予選を走り2位となり、雪辱を誓った光ケ丘女子。初優勝を果たし、アンカー・鈴木純菜選手(3年)が満面の笑みでフィニッシュすると、選手たちは喜びの涙を流した。

 レースは1区の藤中佑美選手(2年)が区間賞でチームをけん引。2区の山本有真選手(同)は、校長からメンバー全員がもらったお守りに勇気を得て2位でタスキをつないだ。3区・津野優主将(3年)はタイムを離されつつも、「みんなを信じるしかない」と必死に前を追った。

 4区の稲吉椿選手(2年)は「先輩なら追い抜いてくれる」と同じ中学出身のアンカー・鈴木純選手を信じ、タスキを渡す際に「都大路行きましょう!」と叫んだ。12秒遅れでタスキを受けた鈴木純選手は「これなら勝てる。何が何でも抜く」と力走。「すごい声援が聞こえていた」と沿道からの声援を力に、ラスト1キロで1位に返り咲き、テープを切った。

 レース後、津野主将は「優勝したらみんなでおいしいものを食べに行こうと言って練習を頑張っていたので、おいしいものを食べに行きたい」と話し、稲吉選手は「純菜さんと全国(大会)に行けてよかった」と笑顔を見せた。藤中選手は、4日が誕生日の父孝二さん(57)に「優勝は1日遅れの誕生日プレゼントかな」と話し、親子ではにかんだ。

 2位の豊川は最後に追いつかれ、連覇を逃した。全員1年生で臨んだ岡崎学園は4位に、千種は公立ながら8年連続入賞の6位に入った。