県大会 男子・那須拓陽、女子・白鴎大足利V /栃木

毎日新聞

 男子第71回・女子第33回県高校駅伝競走大会(県高校体育連盟、栃木陸上競技協会、県教育委員会、毎日新聞社主催)が3日、佐野市運動公園周回コース(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)であり、男子は21チーム、女子は15チームが出場した。男子は那須拓陽が最終7区で逆転し、3年ぶり9回目の優勝。女子は白鴎大足利が後半で2位以下を引き離し、5年連続5回目の優勝を果たした。両校は12月23日に京都市で開かれる全国高校駅伝への出場権を手にした。那須拓陽は3年ぶり9回目、白鴎大足利は5年連続5回目。男女の上位各6校は、11月18日に埼玉県熊谷市で行われる関東大会に出場する。【野田樹、萩原桂菜】

 ◆男子

最終7区で逆転

 那須拓陽が、昨年優勝の佐野日大とのアンカー対決を制した。

 序盤で先行されると想定してはいたものの、4区に入った時点で依然、約1分差。チームに不安もよぎる中、菊地圭太選手(2年)が手元の時計もほとんど見ない集中力で15秒差までに迫り、希望を広げた。

 5区・海老沢憲伸選手(1年)と6区・伊藤昴選手(3年)も軽快にピッチを刻み、その差をキープ。7区の益子翔太郎選手(3年)が最後のタスキを受け取った。

 「15秒差なら絶対抜ける」と懸命に腕を振った。2キロ付近で佐野日大の亀田航希選手(2年)を捉え、約1キロを併走。約2キロを残して得意のロングスパートを仕掛け、歯を食いしばって亀田選手を振り切った。ゴール手前200メートルで鈴木賢一監督から「ラスト! 都大路行くぞ!」と声をかけられると更にスピードに乗り、最後はガッツポーズでテープを切る余裕も見せた。

 2016年には先頭でフィニッシュするも失格の判定。昨年は3位に終わり、都大路の舞台を知らずに育ってきたチーム。1区・小野恵崇主将(3年)は「自分たちの代で復活を遂げられて良かった」と笑顔で話した。

 ◆女子

後半で引き離す

 白鴎大足利は、1区で那須拓陽に先手を取られたが、3区で逆転に成功。2位に1分半以上の大差を付け、総合力の高さを見せた。

 14秒差の2位でタスキを受け取った3区・梅村光理選手(2年)には勝算があった。「自分のペースで行けば、後半で抜ける」。安定した走りで少しずつ差を詰め、残り500メートルで那須拓陽を捉えると、一気に抜き去ってトップに躍り出た。「きつかったけれど仲間が待っていると思った」と、区間賞の走りでチームを押し上げた。

 4区の平田梨恋選手(2年)は、「後が少しでも楽になるように差を広げることを意識した」。独走態勢に入り、2位に20秒以上の差を付けた。アンカーの増子萌絵選手(3年)は「目標のタイムよりも遅かった」と不満げだったが、更に1分以上リードを広げた。

 一方、1区の藤原唯奈選手(1年)にとってはほろ苦いデビューとなった。チームの柱、飯田亜弥主将(3年)がけがで出場を回避したことでエース区間を任されたが、区間2位。「(那須拓陽の)ロングスパートに対応できず、もっと備えておけばよかった。反省を生かしたい」と成長を誓った。


新聞販売店6店、号外などを配布 「なるほドリ」も参加

 毎日新聞販売局と足利新聞販売など新聞販売店6店が3日、発着点となった佐野市運動公園陸上競技場の周辺で号外や応援用の旗などを配布した。毎日新聞のキャラクター「なるほドリ」も参加。号外には出場チームのメンバー表やコース図が掲載されており、応援に訪れたファンや家族らが手に取っていた。


男子区間賞

1区 樋口翔太(佐野日大)

2区 工藤巧夢(那須拓陽)

3区 栗原遼大(佐野日大)

4区 斎藤健太郎(白鴎大足利)

5区 海老沢憲伸(那須拓陽)

6区 生方竣也(佐野日大)

7区 益子翔太郎(那須拓陽)

女子区間賞

1区 平山凜々亜(那須拓陽)

2区 小林遥香(那須拓陽)

3区 梅村光理(白鴎大足利)

4区 平田梨恋(白鴎大足利)

5区 増子萌絵(白鴎大足利)