都予選 男子、駒大高が初V 女子、順天は3連覇 /東京

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会都予選(東京陸上競技協会、都高体連、都教委主催、毎日新聞社など後援)が3日、板橋区の荒川河川敷コースで開かれ、男子98校、女子63校が全国大会の切符をかけて競った。男子(7区間42.195キロ)は駒大高が初優勝。女子(5区間21.0975キロ)は順天が3年連続16回目の都大路出場を手にした。両校は京都市で12月23日に開かれる全国大会に出場する。また、男女の上位各6校は11月18日に埼玉県熊谷市で開かれる関東大会に出場する。【高橋昌紀、川村咲平】

 ◆男子

全区間で1位通過

 男子は駒大高が終始リードし、全区間で1位通過。過去の都予選では準優勝(計5回)が最高だった同校陸上競技部の歴史に、新しい一ページが加わった。

 1区の田中友喜選手(2年)は、ラスト1キロで先頭集団から抜け出した。「前に誰もいないのは爽快でした」と笑顔。2区の内田賢利選手(2年)は「飛ばし過ぎてペースを崩さないように気をつけて」トップを守った。

 「1位とは予想外。冒険をせず、きちんとたすきをつなげよう」。3区の皆木晴選手(3年)は気を引き締めて走った。4区の片渕良太選手(2年)は昨年は補欠で緊張気味だったが「(前走の)3人のおかげで力を出せた」と振り返る。

 5区の吉永澪希選手(3年)は腕に「全力疾走」とペイント。「自分の役目は後の2人につなげること」。6区の田丸颯選手(1年)はムードメーカー。「走ることが楽しくて仕方がない」と、笑顔でたすきをつないだ。

 「これはいけるぞ。やばい」。7区の西山哲平選手(2年)は走りながら顔が緩みそうになり、涙もあふれそうになった。腕のペイントの文字は「完全燃焼」。両手を高々と上げ、顔をくしゃくしゃにしながらゴールした。2位の東京実には39秒の差をつけた。

区間賞

 <男子>(1)田中友喜(駒大高)30分43秒(2)鍜治晃(大東大一)8分45秒(3)皆木晴(駒大高)25分10秒(4)下條乃将(東京実)24分26秒=区間新(5)吉永澪希(駒大高)8分50秒(6)田丸颯(同)14分46秒=区間新(7)沼井優斗(国学院久我山)15分10秒

 ◆女子

総合力で振り切る

 順天はチーム一体となった総合力で、追いすがる錦城学園を振り切った。

 1区の会田佳世選手(2年)は「負けず嫌いな性格」。終始ペースを崩さず、トップで走りぬいた。2区の道下美槻選手(2年)は本来の力を発揮できず苦しい展開に。「リズムがつくれなかった。悔しい」と振り返る。

 2位でたすきを受け取った3区の森山友子選手(3年)は「ここで追いつくのは厳しい。粘りの走りで差を縮める」と冷静に判断。「スピードはないが、落ち着いた走りが持ち味」という4区の足立涼美選手(2年)がトップを奪い返した。

 アンカーは主将の五日市莉歩選手(3年)。3連覇を意味する指3本を突き上げ、ゴールテープを切った。「勝てると信じていた。高校生活最後の都大路も頑張ります」。終わってみれば2人が区間新をたたき出し、大会記録1時間10分4秒での堂々の優勝だった。

区間賞

 <女子>(1)会田佳世(順天)20分0秒(2)保坂晴子(錦城学園)13分35秒(3)森山友子(順天)9分48秒=区間新(4)足立涼美(同)9分46秒=区間新(5)五日市莉歩(同)16分31秒

〔都内版〕