県大会 男子、鎌倉学園が初V 女子は白鵬女子が連覇 /神奈川

毎日新聞

 男子第71回、女子第35回県高校駅伝競走大会(県高体連、神奈川陸協など主催、毎日新聞社、山北町など後援)が4日、山北町の丹沢湖周回コースであった。男子(7区間42.195キロ)は鎌倉学園が初優勝し、女子(5区間21.0975キロ)は白鵬女子が11回目の優勝で連覇を達成した。両校は12月23日に京都市で開催される全国大会に出場する。男女とも上位6校は、18日に埼玉県で行われる関東大会に出場する。【中村紬葵】

 ◆男子

鎌倉学園が初V 一度もトップ譲らず

 男子は鎌倉学園が創部以来初めての優勝を果たした。

 1区で児玉真輝選手(2年)が従来の記録を20秒縮める区間新記録で飛び出すと、一度もトップを譲らなかった。各校のエースが集まる区間を制した児玉選手は「先輩と先生を初めての全国大会に連れて行きたい」と、夏以降磨きをかけたスピードを存分に発揮。インターハイに出場した法政二の内田隼太選手(3年)に49秒差をつけた。

 以降、「自分のペースで走れた」という2区中嶋亮翔選手(2年)、「勝てるイメージができていた」という3区力石暁選手(同)が順調に差を広げた。「つなぐ役目は果たせた」と話した鈴木祐太選手(1年)が4区を走り終えた時点で、2位に1分半近い差を付けた。5、6区で区間賞を取った藤沢翔陵の猛追を受けたが、5区の大木啓矢選手(2年)は「足が重かったが粘れた」。6区の桜井悠人選手(同)も「前半で差を付けてくれたので自信を持って走れた」と、トップを譲らず最終区へ。

 アンカーの吉村颯斗選手は、同校出場メンバー中唯一の3年生。けがの影響で出場できなかったもう一人の3年生、河崎元紀主将に「全国大会で走ってほしい」と声を掛けてからレースに臨み、2位以下を突き放す区間新の快走をみせた。つめかけた観客らが大声援で迎える中、ガッツポーズでゴール。「けががあって納得できないことも多かった3年間だったが、最後に優勝できてよかった」と語った。

 ◆女子

白鵬女子が連覇 宿敵荏田を抑え

 昨年王座に返り咲いた白鵬女子が3区以降トップを守り、盤石の試合運びを見せた。5連覇を阻まれ雪辱を期した荏田は、中盤以降に巻き返す粘りを見せたが、王座奪還はならなかった。

 レースは直前に降り出した強い雨の中でスタートした。エース区間の1区で、序盤から各校を引っ張った吉村玲美選手(3年)だったが、中継点目前で橘の信桜空選手(2年)にかわされ、僅差の2位でたすき渡し。

 吉村選手から「いけー!」と力強く送り出された下里芽依選手(2年)は予想外の展開にも「落ち着いていこう」と自分に言い聞かせ、トップを走る橘との差を1秒に縮めた。3区の夏川茂子選手(1年)は「いろいろなパターンを考えておいてと言われていたので冷静にできた」と自分の走りに集中し、早々にトップに躍り出ると11秒差をつけた。

 一方、1区を終えて1分以上あったライバル・荏田との差は24秒まで縮まっていた。「絶対に離してやろうと思った」と話していた4区の松田梨里選手(2年)は、言葉通り区間賞の好走をみせ、たすきはアンカーの小谷真波選手(同)へ。

 「全国大会につながるゴールテープを自分で切りたかった」と、小谷選手は、ピースサインでゴールに飛び込んだ。雨の上がった空に突き上げた両腕には、メンバー同士で書き合ったという「2連覇」と「都大路」の文字。「ずっと目標にしてきたので本当にうれしかった」と、涙で語った。


男子区間賞

1区 ◎児玉真輝(鎌倉学園)

2区  クレイアーロン・竜波(相洋)

3区 ◎デジェン・テスファレム・ウェルドゥ(星槎国際湘南)

4区  伊東卓駿(藤沢翔陵)

5区  本多遼也(藤沢翔陵)

6区  金子伊吹(藤沢翔陵)

7区 ◎吉村颯斗(鎌倉学園)

 ※◎は区間新記録


女子区間賞

1区  信桜空(橘)

2区 ◎福嶋摩耶(荏田)

3区  茅野珠里(荏田)

4区  松田梨里(白鵬女子)

5区  福嶋紗楽(荏田)

 ※◎は区間新記録