県予選 男子・大牟田、2年ぶりV 女子、筑女は4年連続V /福岡

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(日本陸連、全国高体連、毎日新聞社など主催)の県予選大会が4日、嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースであった。男子(7区間42・195キロ)は大牟田がアンカーでトップに立ち2年ぶり、女子(5区間21・0975キロ)は筑紫女学園が逆転で4年連続の優勝を飾った。両校は12月23日、県代表として都大路に挑む。全国大会出場は大牟田が41回目、筑紫女学園が25回目。また男女上位3校は18日に同コースである全九州大会に出場する。女子は第30回の記念大会のため、全九州大会で福岡、佐賀、長崎、大分4県の県代表校を除く最上位に入れば全国大会出場権を得る。【宗岡敬介、杣谷健太】

男子

 昨年連覇が途切れた大牟田が、2年ぶりに王座に返り咲いた。

 1区は、昨年アンカーで悔しい思いをした島崎昇汰選手(3年)。「圧倒的な差で勝つ」との思いで1年間練習に取り組んできた。スローペースの展開に「自分が出ようと思っていた」と、残り3キロの下りでスパート。2位と33秒差で2区につなぐと、2区の足立一己選手(同)も首位をキープした。

 3区は、浜地進之介主将(同)が粘りの走り。東海大福岡のケニア出身留学生、キムンゲ・サイモン選手(同)に4キロ付近で抜かれ、一時は約10秒差を付けられたが「次の区間のために1秒でも詰めろ」との赤池監督の言葉を思い出し、得意の上りでギアを上げ、6秒差の2位でたすきをつないだ。

 4区の吉冨純也選手(2年)が区間賞の快走で1位と3秒差に迫ると、5区・神谷青輝選手(1年)、6区・江口清洋選手(3年)も懸命の走りで1位と1秒差に詰めた。

 アンカーは「優勝に導きたい」と入部した太田蒼生選手(1年)。区間賞の走りで首位に立つと、右腕に「王座」、左腕に「奪還」と書いた両腕を軽く掲げるようにしてフィニッシュ。名門の復活劇に、スタンドからは大きな声援が飛んだ。

女子

 筑紫女学園が競り合いを振り切り、終盤の逆転で4連覇した。

 最長の1区を走ったのは辻田翔子主将(3年)。互いをけん制し合うようなスローペースのレース展開に「トップに付いていく予定だったが、自分のペースで走ろうと切り替えた」と、先頭集団を引っ張った。後半に東海大福岡と北九州市立に抜き去られたが、トップと5秒差の3位でたすきをつないだ。

 昨年と同じ2区を任された飯島理子選手(同)は「どんな位置でたすきをもらっても、いい流れを作ろうと思っていた」と粘り、3区の永長里緒選手(1年)は「上りが得意で、そこでしっかり追い付くぞという気持ちで走った」と区間賞の力走を見せた。

 3位でたすきを受け取った4区の池田朱里選手(同)は「前半突っ込みすぎたら、後が持たない」と冷静だった。「前を走る選手のフォームが乱れてきた」とラスト1キロ手前で一気に2人を抜き去り、区間賞の走りで2位に17秒差を付けた。

 その後はリードを守り、アンカーの市原沙南選手(2年)が4連覇を示す指4本を突き立てフィニッシュ。市原選手は「後輩がチームに勢いを与えてくれた。都大路では先輩として力強い走りを見せたい」と意気込んだ。


  男子        1区      2区       3区      4区        5区      6区      7区     総合成績

           10キロ     3キロ   8.1075キロ 8.0875キロ    3キロ     5キロ     5キロ    時.分.秒

(1)大牟田      島崎     1)足立   (2)浜地    (2)吉冨    (2)神谷   (2)江口    (1)太田

         <1>31.04 <3>9.00 <3>25.02 <1>24.56 <3>9.00 <2>15.19 <1>15.15 2.09.36

(2)自由ケ丘     徳永    (2)松並   (3)尾方    (3)野上    (3)緒方   (3)塚田    (2)山本

         <2>31.37 <1>8.51 <4>25.09 <3>25.18 <1>8.42 <1>15.07 <2>15.16 2.10.00

(3)東海大福岡    小林    (3)中野   (1)サイモン  (1)川添    (1)有本   (1)上里    (3)片渕

         <3>31.40 <2>8.59 <1>24.21 <2>24.59 <2>8.52 <3>15.29 <5>16.12 2.10.32

 (4)九国大付  2時間14分02秒

 (5)福大大濠  2時間15分00秒

 (6)福岡第一  2時間16分07秒

 (7)純真    2時間16分37秒

 (8)折尾愛真  2時間18分02秒

 (9)希望が丘  2時間21分58秒

(10)飯塚    2時間22分17秒

(11)筑紫    2時間22分48秒

(12)修猷館   2時間23分08秒

(13)三池    2時間23分12秒

(14)戸畑    2時間23分45秒

(15)筑前    2時間24分16秒

(16)九産大九州 2時間24分27秒

(17)小倉工   2時間24分32秒

(18)東福岡   2時間24分36秒

(19)福岡工   2時間24分42秒

(20)筑紫丘   2時間25分21秒

(21)直方    2時間26分27秒

(22)小倉南   2時間26分29秒

(23)近大福岡  2時間27分05秒

(24)春日    2時間27分39秒

(25)高稜    2時間31分05秒

(26)門司学園  2時間31分14秒

(27)福工大城東 2時間31分15秒

(28)糸島    2時間32分16秒

(29)青豊    2時間33分29秒

(30)宗像    2時間33分52秒

(31)小郡    2時間34分04秒

(32)福岡    途中棄権

 ◆区間賞

 1区=島崎昇汰(大牟田)31分4秒▽2区=松並昂勢(自由ケ丘)8分51秒▽3区=キムンゲ・サイモン(東海大福岡)24分21秒▽4区=吉冨純也(大牟田)24分56秒▽5区=緒方春斗(自由ケ丘)8分42秒▽6区=塚田翔伍(自由ケ丘)15分7秒▽7区=太田蒼生(大牟田)15分15秒


  女子        1区       2区       3区     4区       5区    総合成績

            6キロ   4.0975キロ    3キロ    3キロ    5キロ     時.分.秒

(1)筑紫女学園    辻田    (3)飯島    (3)永長   (1)池田   (1)市原

         <3>21.19 <2>13.17 <1>9.58 <1>9.33 <2>17.01 1.11.08

(2)北九州市立    酒井    (2)野末    (2)山口   (2)日吉   (2)松 本

         <2>21.14 <3>13.19 <3>9.59 <2>9.52 <1>16.52 1.11.16

(3)東海大福岡    菅田    (1)藤岡    (1)中尾   (3)中山   (3)梅崎

         <1>21.14 <1>13.15 <1>9.58 <3>9.58 <3>17.25 1.11.50

 (4)自由ケ丘  1時間16分38秒

 (5)九産大九産 1時間17分56秒

 (6)九国大付  1時間18分09秒

 (7)宗像    1時間18分46秒

 (8)東筑紫学園 1時間18分55秒

 (9)福大若葉  1時間19分48秒

(10)折尾愛真  1時間19分57秒

(11)筑前    1時間20分17秒

(12)高稜    1時間21分03秒

(13)近大福岡  1時間21分15秒

(14)希望が丘  1時間21分49秒

(15)純真    1時間22分04秒

(16)小倉    1時間23分13秒

(17)小倉南   1時間24分14秒

(18)三池    1時間24分54秒

(19)福岡西陵  1時間25分03秒

(20)明善    1時間25分07秒

(21)城南    1時間25分36秒

(22)筑紫    1時間25分44秒

(23)戸畑    1時間26分01秒

(24)小郡    1時間26分11秒

(25)新宮    1時間26分21秒

(26)福工大城東 1時間26分42秒

(27)春日    1時間27分16秒

(28)直方    1時間29分21秒

(29)青豊    1時間34分22秒

 ◆区間賞

 1区=菅田雅香(東海大福岡)21分14秒▽2区=藤岡加梨(東海大福岡)13分15秒▽3区=中尾有梨沙(東海大福岡)永長里緒(筑紫女学園)9分58秒▽4区=池田朱里(筑紫女学園)9分33秒▽5区=松本夢佳(北九州市立)16分52秒

 選手名の数字はチームの通算順位、タイムの横の< >数字は区間順位。

〔福岡都市圏版〕