高校駅伝’18 県勢の顔/上 男子・大分東明 「目標は優勝」選手一丸 /大分

毎日新聞

1年前悔しい4位 「3位以内」モチベーションに

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が23日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで開かれる。県代表は4年連続でアベック出場する大分東明の男子(8年連続17回目)、女子(4年連続6回目)。両チームの選手たちの意気込みや取り組みを紹介する。【田畠広景】

 近年、都大路への出場は当然視されるようになってきた大分東明男子駅伝部。一昨年と昨年は2回連続で同部過去最高となる全国4位。3位以内の表彰台に上がるまで、あと一歩だ。井上浩監督(56)は「2年前は『うれしい4位』。1年前は『くやしい4位』だった。この1年、『3位以内』をモチベーションにやってきた」と語る。

 練習方法を大きく変えることはしなかった。一つ一つの練習の質を向上させようと取り組んだ。初の3位以内へ。その思いは選手たちにも伝わる。練習の成果を高めようと、選手たちは自主的な練習に取り組み始めた。▽練習後に腕立て、腹筋、背筋などの筋力トレーニングを実施し、力強いランニングフォームを身につける▽休養日にもジョギングなどで体を動かして体調を整える--「練習で納得できないことがあれば、その日のうちにプラスアルファの練習を自主的に行い、カバーする選手が増えていった」(井上監督)

 もちろん、県内で圧倒的な力を誇る県王者は、練習姿勢だけでなく実力も十分だ。1年生からチームの主力だった留学生のベヌエル・モゲニ選手は3年生の今年、国体で5000メートルを全選手のうちでただ一人、13分台で走った。「異次元」(県高校体育連盟関係者)といわれるほど、存在感がある。3区(8・1075キロ)あたりを走ると見込まれ、それまでに上位をキープできれば、目標達成はぐっと近くなる。

 「モゲニにつなぐまでに日本人の強さを見せたい」。塩田祥梧主将(3年)がこう強調するように、ほかの選手たちも調子を上げてきている。

 3区のほか、1区(10キロ)や4区(8・0875キロ)という長距離区間を任されるとみられる熊谷奨選手(同)は3年連続の都大路出場で、経験は十分。過去2年は股関節などのけがの影響で、夏合宿など思うように練習できない日々も続いた。しかし、今年はけがも少なく「調子は万全」。最後の大会に懸ける思いは強い。また、遠入剛選手(2年)も力を付けており、長距離の区間を任されそうだ。昨年は調子を落とし、6区(5キロ)の短距離区間を走った。「本当は長距離を走りたかった」と振り返り、その悔しさをバネに快走を誓う。

 選手たちは「目標は優勝」と口をそろえる。3位以内、そして頂点を狙う準備は整った。