女子・京都光華 10年ぶり2回目 念願の切符、飛躍を誓う /京都

毎日新聞

学校に近い西京極運動公園から大会コースの試走に出発する京都光華の駅伝チーム=京都市右京区で、矢倉健次撮影

 全国大会の発着点、西京極総合運動公園(京都市右京区)までは学校から歩いて数分。しかし、10年前に近畿地区代表として初出場を果たした後も、府予選は立命館宇治の厚い壁に阻まれ続けた。5年前の近畿枠は桂、京都2校枠だった3年前は京都外大西に代表の座を譲り、道のりは遠いままだった。

 塚田佳孝監督(63)は、10年前の出場8選手中4人が卒業生だった京都市立蜂ケ岡中(右京区)を指導していた縁もあり、京都光華女子大の監督を経て2016年に就任。今回都大路の切符を得たメンバー5人は、いずれも初めて1年生から指導した3年生だ。

 先月18日の近畿高校駅伝は、府県代表を逃した京都外大西、西脇工(兵庫)との三つどもえで地区代表を争うとみられていた。勝負を大きく左右する最長の1区(6キロ)は枚田茉優(ひらたまゆ)主将(3年)。「3年間目標にしてきた都大路への最後のチャンスに力を出せた」という思いのこもった走りで府予選から35秒タイムを縮めて、すでに出場権を得ていた3校に続く4位に食い込み、代表争いのライバルに30秒以上の差をつけた。

 難しい2区(4・0975キロ)で木下茜選手(3年)が一つ順位を落としたもののライバルとの差は広げた。40秒以上の差でたすきを受けたアンカー吉田志織選手(3年)は「ドキドキだったが、前の4人が作ったリードのおかげでリラックスして走れた」と振り返り、4位で代表の座を射止めた。

 学校の屋外体育施設はほぼ陸上競技専用。選手たちは「練習環境の良さ」を進学理由に挙げる。「日常の生活態度すべてが競技に直結する」という塚田監督の指導で、落ち葉が舞い散る季節になっても練習開始時のトラックは美しく整えられている。それでも「練習の反省点として改善したことが、1カ月もすると慣れて雑になり、元に戻ってしまうことがある。やりきらなければ立命館宇治の域に近付けない」と塚田監督は更に上を目指している。

 学校の陸上関係者全員が、毎年スタッフとして支えている全国大会。「出るだけで終わらないようにする、まず10年前の22位を超えたい」と枚田主将らは声をそろえ、本番での飛躍を誓う。【矢倉健次】


京都光華の記録

予選記録 府  (2)1時間13分33秒

        (枚田、吉田、木下、猪阪、高科)

     近畿 (4)1時間11分56秒

        (枚田、木下、猪阪、中西、吉田)

過去最高成績  22位(2008年)