チーム紹介/下 男子・遊学館(10年連続11回目) 過去最高、更新へ強気 /石川

毎日新聞

10年連続となる全国大会出場に好結果で花を添えたい遊学館男子のメンバー=金沢市弥生3の市営陸上競技場で、岩壁峻撮影

 10連覇を達成し、県内での牙城は揺るぎない。経験を重ねているからこそ全国大会での好結果に飢えている。予選のタイム2時間8分6秒は、2009年に自チームがマークした大会記録を40秒更新し、全国大会での過去最高記録(2時間7分52秒、17位=2010年)に迫る。森賀康裕監督(47)は「予選であれくらい行けば、更新できる」と強気だ。

 1区の町桟吾(さんご)選手(3年)に3区のカランジャ・ジョスファット選手(2年)、4区の杵渕竜弥主将(3年)と、主力が走る区間は、予選と同じ。森賀監督がアレンジしたのは、予選5区に変わって2区を走る高場冬弥選手と、7区から6区に変わる米林悠斗選手の2年生コンビの走行順だ。

 高場選手が走る2区は5区と同じ3キロと最短区間だが、森賀監督は「(全国大会の2区は)かなりハイペースで走る」。9月の県高校新人大会1500メートルを優勝した高場選手のスピードにかけ、エースのカランジャ選手につなげる狙いだ。成長著しい有望株は、11月の北信越大会後に両膝を痛めるアクシデントに見舞われた。「人一倍努力しなければ」とはやる気持ちを抑え、万全の状態で臨みたい。

 坂道もある6区(5キロ)を託された米林選手は、北信越大会の4区(8・0875キロ)で区間4位だったことが苦い記憶になっている。「長い距離を思ったように走れなかった」。前半と後半でペースを落とさない走りを見せることが課題。厳しい行程を攻略し、「残り1キロでスピードを上げたい」とスタミナ面での成長を見せるつもりだ。

 仮想・都大路と位置づけた北信越大会で、森賀監督が成長を最も感じたのは1区の町選手の走りだったという。県予選の直接対決で敗れた金沢龍谷の中西大翔選手(3年)をかわすと、昨年の全国大会を制した佐久長聖の選手らに混じって区間3位に入る奮闘ぶり。「後半に粘りあるレースができた」と手応えもつかんだ。昨年に続いて最長区間を任された町選手は「最初から強気で行く」と、自らの役割も心得ている。

 5、7区は選手起用が未定。予選で出番がなかった海田悠(3年)、赤坂優人(2年)両選手も出場を狙っており、緊迫の争いがレース前から始まっている。【岩壁峻】

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 男子第69回・女子第30回全国高校駅伝競走大会(日本陸連、毎日新聞社など主催)は23日、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場を発着点に、女子が午前10時20分、男子が午後0時半にスタートする。


県予選:2時間8分6秒

町桟吾(3)   14分25秒 1

杵渕竜弥(3)  14分31秒 4

海田悠(3)   15分 3秒

カランジャ(2) 14分 1秒 3

高場冬弥(2)  14分46秒 5

米林悠斗(2)  14分55秒 7

山川陽希(2)  15分21秒 6

赤坂優人(2)  15分11秒

若狭凜太郎(1) 15分22秒 2

山本謙利(1)  15分24秒

 ※左から選手名、学年、今年度の5000メートル公認最高記録、県予選で走った区間(大会申込書に基づく)