世羅、日本一奪還へ 23日号砲 /広島

毎日新聞

10回目の優勝を目指す世羅の男子=広島県世羅町の県立世羅高で、隈元悠太撮影

 京都市で23日開催される全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)に県代表として男女とも出場する県立世羅高(世羅町)。男子が15年連続48回目、女子は13年連続13回目の出場で、2015年には男女同時優勝の快挙を果たしたが、16、17年はいずれも優勝を逃している。「日本一奪還」を目指し、最終調整に入った選手たちを紹介する。【隈元悠太】

前半ペース作りが鍵 男子

 県予選では2位に7分53秒の差をつけてフィニッシュし、圧倒的な力を見せつけた。登録選手のうち6人が昨年の都大路を経験しており、岩本真弥監督は「前半でどれだけ自分たちのペースを作れるかが鍵を握る」と冷静に語る。

 要は昨年1区を走ったエースの梶山林太郎主将(3年)だ。10月にアルゼンチンで行われたユース五輪に出場し、3000メートル走で上位に食い込んだ。昨年2区を走った倉本玄太選手(2年)は5000メートルで昨年の自己ベストを37秒短縮するなど成長著しい。強みは「バネのある走り」だ。

 「小さいことを積み重ねられない者は、大きな結果を残せない」という岩本監督の指導方針に従い、選手たちは寮生活でも自ら考えゴミ拾いを積極的に行うなど自主性を養ってきた。田井野悠介選手(3年)は「チームの一体感が生まれた」と話し、梶山主将は「最後の都大路で優勝し、いい状態で後輩に部を任せたい」と力を込める。

梶山林太郎  <3>14分 6秒 1

細迫海気   (2)14分35秒 2

中野翔太   (2)14分14秒 3

前垣内皓大  (3)14分31秒 4

新谷紘ノ介  (1)14分47秒 5

田井野悠介  (3)14分33秒 6

倉本玄太   (2)14分 8秒 7

北村惇生   (2)14分22秒

吉本真啓   (1)14分50秒

ジョンムワニキ(1)14分35秒


経験者がポイントに 女子

3年ぶりの男女同時優勝を目標に練習する世羅の女子=広島県世羅町の同高校で、隈元悠太撮影

 県予選でアンカーを任され区間記録を10秒更新したケニアからの留学生、テレシア・ムッソーニ選手(1年)に期待がかかる。登録選手の中で唯一、3000メートルが8分台と群を抜き、「勝利に貢献する走りをしたい」と意気込む。

 ほかの選手も粒ぞろいで、特に昨年都大路を経験している3選手の走りがポイントになりそうだ。昨年1区を走り、岩本監督が「安心して任せられる」という相原美咲選手(3年)は、距離が最も長く、高低差のある区間でも抜群の安定感を誇る。

 「下り坂に強い」(岩本監督)平村古都主将(3年)は昨年アンカーで入賞を逃し、悔し涙を流した。「3年前の優勝に憧れて世羅に入った。今年こそ優勝したい」と気合十分だ。

 昨年3区で区間6位と好走した朝比奈雅姫選手(2年)は3000メートルで昨年から自己ベストを9秒更新。「今年も全力で走ります」と笑顔で語る。

相原美咲     (3)9分30秒 1

加藤小雪     (1)9分29秒 2

平村古都     <3>9分25秒 3

神笠知子     (1)9分44秒 4

テレシアムッソーニ(1)8分57秒 5

朝比奈雅姫    (2)9分45秒

山際夏芽     (1)9分43秒

加藤美咲     (1)9分42秒

 ※氏名、学年(< >数字は主将)、今年4~11月の公認最高記録(男子5000メートル、女子3000メートル)、県予選区間