全国高校駅伝/中 女子・旭川龍谷 練習変更し選手自信 短時間で集中、タイム向上 /北海道

毎日新聞

 都大路に7年連続7回目の出場。道内では揺るぎない強豪校だが今年のメンバーは特に「例年以上に層が厚い」と阿部文仁監督は話す。

 1年生から都大路に出場、昨年はアンカーを務め、チームの大黒柱となった伊藤穂乃佳主将(3年)を中心に、道内トップの選手たちがそろう。中でも柴田彩花選手(2年)は、今年の全道高校大会800メートル、1500メートルのチャンピオンで、長距離のタイムも伸び続けており、その力は未知数だ。

 選手層の厚さから、「今年はいける」(阿部監督)と期待が高まっていた分、空回りもあった。

 チーム全体を全国レベルの速さまで引き上げるため、タイムを例年以上に厳しく設定し、重い負荷をかける練習を続けた。当時の練習メニューは、水、土曜日を全力、またはそれ以上で走り、残りの曜日は6割程度にとどめるなど、日によって練習量に波があった。選手たちは追い込まれるような状況が続き、記録は伸び悩んだ。「(期待が)プレッシャーになっていたのかもしれない」と阿部監督は振り返る。

 8月に練習を大幅に変更。「自然に走れるようになる」メニューに取り組んだ。日々の練習は7割程度のペースで走るようにし、以前より走る距離は合計して増えたが、より自然に走ることができるようになり、無駄のないフォームが身についたという。

 12月上旬の平日も、放課後、高校から近くの公園までジョギングし、園内を30分ほど自分のペースでラン。終了後、ジョギングで高校へと帰り、ストレッチをして練習を終えた。神部涼選手(3年)は「短い時間で集中して走ることで力みがなくなった。気持ちに余裕が出てタイムも良くなった」と自信をみせた。

 今年の目標タイムは1時間9分。3回目の出場となる伊藤主将は6月にけがをし、10月の道大会では思うように走れなかったが、ここにきて調子を上げてきた。最後の都大路に向け「決して届かない目標ではない。一人一人が力を発揮して頑張りたい」と意気込んだ。【土谷純一】


登録メンバー◇

 (7年連続7回目)

監督 阿部文仁

伊藤穂乃佳(3) 9分41秒

神部涼(3)   9分56秒

鈴木楓恋(3) 10分19秒

金子佑香(2)  9分49秒

柴田彩花(2)  9分58秒

菊地結香(1) 10分13秒

中村綾花(1) 10分17秒

古舘桃奈(1) 10分18秒

 ※カッコ内数字は学年。タイムは3000メートルの今年11月までのベスト記録