/上 男子・中京院中京 ダブルエースで上位を 本番で100%の力出す /岐阜

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とするコースで開かれる。県勢は男子・中京学院大中京(瑞浪市)が11年連続38回目、女子・大垣日大(大垣市)が7年ぶり2回目の出場。あこがれの舞台となる都大路でのレースに挑む両校を紹介する。【横田伸治】

 「今年のチームは強くない。だから本番で100%の力を出さないといけない」。中京学院大中京の久保田晃弘監督は、11連覇を達成した県予選後も、表情を引き締めて選手たちに呼びかけた。「うちは優勝を狙えるチームじゃない。それならば、今まで支えてくれた家族などへの思いを乗せて走れ」。監督の鼓舞に応えるように、大会直前まで選手たちは着々と力を付けてきた。

 中でも、「ダブルエース」としてチームの中心を担ってきた1区の中洞将(2年)、3区の山田真生(3年)の両選手の成長は著しい。1万メートルでは、中洞選手は11月の記録会で29分53秒、山田選手は12月の記録会で、29分59秒とそれぞれベストを更新。久保田監督も「1チームに(1万メートル)29分台の選手が2人いるのは、学校史上初だと思う。『期待しすぎ』なくらい、期待している」と信頼を寄せる。

 中洞選手は「自信のあるスパートで勝負して、15番以内で2区にたすきをつなぎたい」、山田選手も「全国大会では、前に他チームの選手が走っているはず。前だけを見て抜いていきたい」と闘志は十分だ。

 また、久保田監督が「今年一番成長した選手」と太鼓判を押すのが塚腰祐大選手(3年)だ。思うようにタイムが伸びず、これまで駅伝のメンバーには入れなかった。しかし昨年の都大路で走る先輩たちの姿を見て、「来年は自分が走りたい」と心機一転。練習に打ち込み、県予選で初のメンバー入り。都大路でも2区を任される予定だ。自身は「走らせてもらえるかはまだ分からない。メンバーの中でもタイムは遅いが、少しでも中京が上の順位になるように貢献したい」と謙虚に大会本番を待つ。

 久保田監督は「県予選のタイム(2時間10分4秒)から2分は縮めたい」と目標を掲げる。「できれば1区の中洞が10位以内につなぎ、2区を走るだろう塚越に1、2人抜いてもらう。3区山田には5、6人抜いてもらおうかな」と自信に満ちた笑顔で上位進出を見据える。


中京学院大中京

 中京商時代、1974年から22年連続で出場し、79、80年に2年連続で全国優勝。全国大会のベスト記録は2013年の2時間6分35秒(12位)。昨年4月に中京から現校名に変更。選手全員が寮で共同生活している。


<出場メンバー>

監督 久保田晃弘(53)

中洞将(2)   14分28秒

堀川虹哉<3>  15分33秒

白川大地(3)  14秒43秒

山田真生(3)  14分32秒

塚腰祐大(3)  15分52秒

熊谷澪(1)   15分21秒

鵜飼一颯(2)  15分29秒

大畑崚馬(3)  15分33秒

伊藤玄(1)   記録なし

直井亜沙斗(2) 記録なし

※カッコ内数字は学年。<>は主将、タイムは5000メートルの自己記録。