全国高校駅伝/中 女子・豊川 2年ぶり11回目 新体制で団結力強化 良い意味でリラックス /愛知

毎日新聞

 平沢元章新監督(65)のもと、「団結力」を強化し、2年ぶり11回目となる都大路への切符をつかんだ。

 荻野実夕主将(3年)は「今年になってチームの雰囲気が明るく、会話も増えた。今までは、個人が良い結果を出すことばかりに気を取られていたけれど、コミュニケーションを密に取るようになって仲間のために頑張ろうという気持ちが強くなった」と話す。

 平沢監督は、土岐商(岐阜)の監督時代に同校を初めて男女そろって全国大会に導くなど高い指導力が買われ、今年から豊川の監督に就任した。選手の体調管理に気を配るほか、練習以外の時間では冗談を言ったり、母校・日体大の応援スタイルである「エッサッサ」という踊りを披露したりして選手を楽しませる。

 県大会で1区を走った古川璃音選手(2年)は「『ファイト!』といった声かけや、調子が悪い選手を見つけて声をかけることが増えた」と語る。仲間の走りを見ることで、刺激になったり、走り方などで勉強になったりする部分が多いという。

 こうした団結力は、駅伝でのパフォーマンスにつながっている。昨年の県大会5区で光ケ丘女子に抜かれ都大路を逃した水谷怜愛選手(2年)は「以前は絶対に失敗できないというプレッシャーで押しつぶされそうだった。でも、今は仲間がいるから大丈夫と、良い意味でリラックスして走れる」と笑顔を見せる。

 今年の県大会では、4区まで2位で光ケ丘女子を追う展開だったが、チーム全体で少しずつ差を縮め5区での逆転劇につながった。平沢監督は「選手たちの体調をしっかり整え、ミスの少ない走りをしたい。総合力を武器に全国で戦いたい」と語る。新体制となった豊川の活躍に注目が集まる。


県大会記録 1時間9分34秒

監督 平沢元章(65)

浅田遥香(3)   9分51秒

荻野実夕<3>   9分47秒

深沢萌々(2)

野尻琴乃(2)  10分26秒

古川璃音(2)   9分23秒

水谷怜愛(2)   9分50秒

児玉綺亜羅(1) 10分14秒

永井美希(1)   9分43秒

 ※カッコ内数字は学年。< >は主将。記録は今年度の3000メートルのベスト記録。