出場チーム紹介/下 興譲館(女子) /岡山

毎日新聞

約4リットルの水を入れたバッグをかついで体幹を鍛える興譲館の選手ら=岡山県井原市西江原町で、戸田紗友莉撮影

「20回目にふさわしく」

 20年連続20回目の出場となる。昨年の都大路では7位で2年ぶりの入賞を果たし、強豪校の復活とも言われた。しかし、藤井裕也監督(26)が「4月時点での目標は県予選で優勝することだった」と語るほど、今年はチームの状態がなかなか上がらなかったという。

 それでも選手たちは「苦しい時こそチャンス」と自らを鼓舞し続けた。基本を大切にするというチームのテーマは昨年から続け、体幹トレーニングなど地味な練習を重ねてきた。そして、県予選では粘る倉敷をかわして20連覇を達成した。

 チームの中心となるのが酒井想(こころ)選手(3年)だ。2年前の都大路では、1年生ながら2区(4・0975キロ)を力走した。昨年はけがに泣き大会にも出られなかったが、今年から復帰した。「サポートに回り、都大路で走りたい思いが強くなった。今が一番調子が良い」と表情は明るい。自慢のラストスパートを武器に、最後の都大路に挑む。

 昨年の都大路で3区(3キロ)を走った山下穂香(ほのか)選手(2年)も今シーズン、けがとの闘いだった。股関節や膝を相次いで負傷し、県予選も出場できなかった。足の筋力をつけるため片足でジャンプするなど地道な努力を続け、調子を上げてきた。「都大路ではチームに恩返しをしたい」と前を向く。

 県予選後の中国大会では倉敷に敗れ、同大会の連覇記録は「15」でストップした。舛田華(はな)主将(3年)は「この敗戦で、練習により一層力が入るようになった。昨年の順位を上回り、20回目の出場にふさわしい成績で締めくくりたい」と闘志を燃やしている。【戸田紗友莉】


興譲館 都大路の成績

第25回 2位

第26回15位

第27回 6位

第28回16位

第29回 7位