あす号砲 智弁カレッジ ともに狙う「昨年以上」 /奈良

毎日新聞

2時間7分台を目標に都大路に挑む智弁カレッジ男子=奈良県香芝市田尻の同校で、姜弘修撮影

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が23日、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場を発着点に開かれる。男女とも2年連続2回目の出場となる県代表の智弁学園奈良カレッジは、智弁学園から移ったことで練習環境や通学の利便性が改善されたこともあり、実力を備えた1年生が複数加入して前回以上の力走が期待される。本番を控えた男女各チームを紹介する。【姜弘修】

男子 実力派そろえ「10位台を」

 男子は1年生中心の布陣で挑む。エース級がそろう1区(10キロ)と3区(8・1075キロ)は、大森駿斗選手と中原優人選手の両1年生を想定。9月にあった近畿ユース大会1年男子で大森選手は1500メートル1位、800メートル2位、高校から陸上を始めた中原選手も5000メートル2位と、いずれもトップクラスの成績を残し、1区枠を競り合っている。

 大森選手は「最初から積極的なレース展開をしてチームに貢献したい」と語り、中原選手も「1区を走りたいので最低30分台を目標に自分の力を全て出せれば」と意気込む。

 スピード区間の2区(3キロ)は近畿ユース2年男子1500メートルで優勝した荒堀太一郎選手(2年)で臨む。近畿駅伝では1秒差で2区の区間賞を逃す悔しさも味わった。寒川正悟監督は「区間3位以内で来ると思う」と期待を寄せる。

 4区(8・0875キロ)は智弁学園時代を含め、2年連続で都大路を疾走した舩津一帆主将(3年)に、6区(5キロ)は上り調子の西中新選手(2年)に託し、アンカーの7区(5キロ)は近畿ユース1500メートル2位の1年生、上江洲陸選手で締める予定だ。5区(3キロ)の走者は残るメンバーの調子を見て決めるという。

 今年は登録メンバー10人全員が5000メートルを14分台で走る実力派ぞろいで、舩津主将は「2時間7分台、10位台を目標に最低でも昨年(27位)以上の成績を残したい。自分はどんな順位で来ても前の5人は抜く」と躍進を目指す。

女子 1時間11分台へ序盤勝負

1時間11分台に向け練習に励む智弁カレッジ女子=奈良県香芝市田尻の同校で、姜弘修撮影

 女子の鍵を握るのは羽田媛乃主将(3年)と中西さくら選手(2年)。2人をエース区間の1区(6キロ)か2区(4・0975キロ)に配置する予定だ。羽田主将は智弁学園時代の1年次から1区を任され、昨年は転倒するアクシデントに見舞われたが、強豪校が集う今年の近畿駅伝では1区を区間8位で走り抜いてみせた。寒川監督も「今年が一番状態が良い」とみる。

 中西選手は9月の近畿ユース大会2年女子1500メートルで、全国トップ級の選手相手に4位と健闘。持久力も持ち合わせてきた。昨年は2区を担った中西選手は「昨年は坂がきつくて、いつもの走りができなかった。その経験を生かし、最後までしっかり走りたい」と雪辱を誓う。

 スピード区間の3区(3キロ)と4区(同)は、昨年も都大路を走った池島和子選手、塚本真衣選手の両2年生と伸び盛りの川島真夕選手(1年)が候補に挙がる。5区(5キロ)を走るアンカーは近畿駅伝と同じく、小出佳奈選手(1年)が務める予定だ。

 女子は記念大会で地区代表を含め58校が出場し、昨年より厳しいレース展開が予想される。羽田主将は「怖がらずに前半から思い切りいく。1時間11分台と20位台を目指し、チームのために1秒でも速くたすきをつなぎたい」と本番を待つ。

 寒川監督は「男子は前半で我慢し、後の区間で少しでも順位を上げたい。逆に女子は序盤で順位を稼ぎ、後が粘るという走りになると思う」と話す。