西京チーム紹介 男子、攻めて8位以上狙う 女子、上り調子走り楽しむ /山口

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市で開かれ、県勢は昨年に続き西京の男女が出場する。最高峰の舞台に挑む男子(26年連続31回目)と女子(2年連続27回目)の都大路にかける思いを紹介する。(出走順は予定)【平塚裕介】

男子

 「今年は全国レベルで勝負できる」。県予選の記録は2時間6分27秒。全区間1位の走りに二宮啓監督(43)は手応えを感じている。

 チームはこの1年、目的意識の明確化を徹底してきた。毎週木曜のミーティングでは大会までの日時を逆算し、練習メニューを改善した。クロスカントリーコースでの練習もその一つ。週1回、未舗装の不安定な道を走り、体幹や接地の感覚を鍛えた。「劇的な効果は見えないが、継続で生まれる効果がある」(二宮監督)。言葉通り、全国出場予定の7選手は夏以降、全員自己ベストを更新した。

 8位以上を狙う都大路の目標タイムは2時間5分40秒だ。鍵は、8月の高校総体3000メートル障害3位の菖蒲(しょうぶ)敦司選手(2年)と、中村優吾主将(3年)の両エース。最長区間(10キロ)の1区を任された菖蒲選手は「どんな展開になってもスピードを維持して冷静に走れる」と自信を深める。

 3区の中村主将につなぐ役目は同じ3年の宮崎和樹選手。序盤から好位置に付け、4区・田村友伸選手(2年)▽5区・小林海葵(かいき)選手(1年)▽6区・阿部陽樹選手(同)▽7区・三木雄介選手(2年)--と躍進する1、2年生に託す戦術だ。中村主将は「攻めの姿勢で走る」と闘志を燃やす。

女子

 5月の県総体。森広彩音主将(3年)が左足を骨折し、2カ月間戦線を離れた。屋台骨を失ったチームを支えたのは、副主将の沖谷友奈選手(同)だった。「ポイント練習で率先して先頭を走るなど、きつい時こそ行動でみんなを引っ張ることを心掛けた」と振り返る。

 故障から完全復活した森広主将は、区間6キロのうち後半が全て上り坂という最もタフな1区を走る。吉崎康志監督(53)が「大きな存在だった」と信頼を寄せる沖谷選手は4区を任され、昨年の大会を経験した頼れる2人でチームを勢いづける作戦だ。

 夏以降、急成長中の1年生にも期待がかかる。双子で2区の船木千花(ちはな)、5区の柚花(ゆずか)両選手は、今月あった公式戦の5000メートル走でそれぞれ自己ベストを塗り替え、柚花選手は今季のチーム最速記録を更新した。3区の石松空選手(1年)も粘り強さが武器だ。

 最後の都大路に臨む森広主将は「昨年の1時間10分11秒の記録にどれだけ近づき、縮められるか楽しみ」と話し、沖谷選手は「しっかりチームに貢献したい」と意気込む。

 吉崎監督は「調子も上がってきた。しっかり準備して、楽しんでレースをしたい」と本番を待ちわびている。

〔山口版〕