男子・秋田工28位 女子・大曲は45位 /秋田

    毎日新聞

     男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市右京区の西京極陸上競技場を発着点に行われた。

     県勢は男子の秋田工(6年連続24回目)が2時間9分04秒で28位、女子の大曲(7年ぶり6回目)は現チームのベスト記録となる1時間13分37秒を出し45位でゴールした。選手たちはたすきを懸命につなぎ、師走の都大路を最後まで駆け抜けた。【高野裕士】

     ◆男子

    懸命に巻き返し

     8位以内が目標だった秋田工。1区で45位と出遅れたが、後続の選手が一丸となって懸命に巻き返し、28位でゴールした。

     各チームが有力選手を投入する最長区間の1区は2年生ながら最も力のある高橋銀河選手だった。しかし、この日は区間半ばの5キロ過ぎで脇腹に痛みが走ったといい、ペースを落とした。レース後「流れを作れなかった」と悔し涙を流した。

     2区は都大路は初めて走る安達響生選手(3年)。「区間後半の起伏がない道で少し遅れてしまった」と話したが、順位を一つ上げ、44位でたすきは3区へ。

     「『前へ』と攻めの走りを心がけた」と、3区の竹村拓真主将(同)。準エース区間で区間15位と、順位を一気に10位も上げた。

     4区は鈴木玲央(れお)選手(同)だった。3区と並び準エース級の選手が集まる区間で本来、チームの主力選手だった高貝瞬選手(2年)が走る予定だった。しかし、高貝選手は大会前に左脚の骨折が判明。急きょ鈴木選手が別区間から回ることが決まった。「後半の3キロが粘れなかった」と鈴木選手。36位で第4中継所を駆け抜けた。

     5区の柴田宜憲選手(2年)は3キロの短い区間だったが「ラストスパートをしっかりかけられた」と、順位を二つ上げた。

     終盤、チームを勢いづけたのは1年生の2選手だった。6区の中川雄太選手は「いままで頑張ったことを信じた」と区間7位の快走。アンカーの小松兼梧選手も、区間10位の力走で、順位を三つ上げて、28位でフィニッシュした。

     ◆女子

    チーム最高記録

     7年ぶりの都大路に臨んだ大曲。11月の東北大会からタイムを1分42秒短縮し、現チームでのベスト記録を都大路で刻んだ。

     最長区間の1区は斎藤菜摘主将(3年)だった。「冷静な走りができたが、ラストの約1・5キロはもっとペースを上げられたと思う」と43位で第1中継所へ。

     待っていたのは高橋里奈選手(同)。高校1年時に3000メートルで9分台の好記録を出したが、その後記録が伸び悩んだ。1区を走った同級生の斎藤主将はかけがえのない親友で、ずっとライバルだった。そんな2人のたすきリレー。「3キロ地点付近でやや減速してしまった」と述べたが、2区をチームでは最高となる区間40位の力走で順位を一つ上げてみせた。

     3区は熊谷明梨選手(2年)だった。「3年生から受け取ったたすきを、勢いのある状態でつなぎたかった」と妹の優香(ゆか)選手(1年)が待つ第3中継所を目指した。

     姉から「ガンバ!」とたすきを手渡された優香選手は「最初の上りでスピードを出しすぎ、中盤でタイムが伸びなかった」と悔しげな表情を見せた。

     アンカーは藤原舞選手(2年)。「ここまでつないできたチームの思いを運ぶつもりで走った」と、45位でゴールを駆け抜けた。


    タイムと順位◇

     ◆男子・秋田工

    1区 高橋銀河(2)    32分32秒(45)

    (10キロ)

    2区 安達響生(3)     8分31秒(20)

    (3キロ)         41分03秒(44)

    3区 竹村拓真(3)    24分31秒(15)

    (8.1075キロ) 1時間05分34秒(34)

    4区 鈴木玲央(3)    24分57秒(37)

    (8.0875キロ) 1時間30分31秒(36)

    5区 柴田宜憲(2)     8分57秒(14)

    (3キロ)      1時間39分28秒(34)

    6区 中川雄太(1)    14分49秒 (7)

    (5キロ)      1時間54分17秒(31)

    7区 小松兼梧(1)    14分47秒(10)

    (5キロ)      2時間09分04秒(28)

     ◆女子・大曲

    1区 斎藤菜摘(3)    21分10秒(43)

    (6キロ)

    2区 高橋里奈(3)    14分04秒(40)

    (4.0975キロ)    35分14秒(42)

    3区 熊谷明梨(2)    10分33秒(41)

    (3キロ)         45分47秒(44)

    4区 熊谷優香(1)    10分30秒(51)

    (3キロ)         56分17秒(45)

    5区 藤原舞 (2)    17分20秒(41)

    (5キロ)      1時間13分37秒(45)

     ※選手名の後のカッコ内数字は学年。各区の記録の上段は個人区間タイムと順位、下段はチームの通過タイムと順位。