男子・中京院中京34位 女子・大垣日大50位 /岐阜

毎日新聞

 京都・都大路を駆け抜ける男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点に行われた。県勢は、11年連続38回目出場の男子・中京学院大中京が昨年より順位は落としたが34位の健闘。2年ぶり7回目出場の女子・大垣日大は「全員・全力」のモットーを貫いた走りで、記念大会で11校多い計58校のうち50位に入った。【横田伸治】

 ◆男子

3区で4人抜き

 1区・中洞将選手(2年)は落ち着いた入りで、得意の終盤のスパートまで力を温存。目標の15位には及ばなかったが、22位で2区・塚腰祐大選手(3年)につなぐ。塚腰選手は緊張が解けず、ペースに苦しんで29位に下げたが、県予選で初めてメンバー入りした「遅咲きの意地」で完走した。

 3区・山田真生選手(3年)が奮起。「上り坂は苦手だったが、自分のペースを保てた」と4人抜きを達成。4区・白川大地選手(3年)は「入りが遅くなり、最後まで乱れた」と30位に、5区・熊谷澪選手(1年)は「速いペースで行けばいいかと思ったが続かなかった」と33位と遅れた。

 6区・鵜飼一颯選手(2年)は順位をキープし、7区・堀川虹哉主将(3年)に「2年間ありがとうございました」と叫んで、たすきを渡した。堀川主将は「『ああ、これで最後だ』と実感した」と全力を尽くし、終盤に順位こそ一つ落としたが、「3年間で1番楽しいレースだった」と前を向いて堂々とフィニッシュした。

エース意地の走り

 ○…「何人抜いたかは覚えていない」。1万メートル29分台の記録を持ち、今年の高校総体にも出場した3区・山田真生選手(3年)が軽やかな走りでチームを勢いづけた。「不動のエース」とされるが、入学後1年間は両膝の痛みから、「歩く練習しかできず、あと2年間も走れないのかな」とやる気を無くした。だが、けがの回復に伴いオーバーワークを避けて練習を続け、力を付けてきた。この日は29位でたすきをもらったが、区間17位で4人抜きを達成。レース後は「後輩たちには来年、もっと良いタイムを見せてほしいです」と、すがすがしい表情で競技場を後にした。

 ◆女子

序盤で流れ作る

 エースとして1区を任された松本七海選手(3年)がレース序盤の流れを作った。「沿道の応援がすごくて、『テレビで見ていた都大路を今走っているんだな』と楽しかった」という。48位で2区・河瀬優伽選手(3年)にたすきを渡し、河瀬選手は「七海が全力で持ってきてくれたから、少しでも引き継ごう」と応えた。区間前半から速いペースで入り、後半は苦しくなり、51位に下がったが「がむしゃらに走りきりました」。

 唯一の1年生の3区・古川天音選手は河瀬選手から「ファイト」と声をかけられ、自己ベストに近い10分38秒で順位をキープ。4区・松本千波選手(2年)も落ち着いて自分のペースを保ち52位。5区・吉村唯選手(2年)は「悔いの無いよう、自分の力を出し切る」と2人を抜いた。ゴール間近に後ろの選手が迫り、「足音が聞こえたが、焦ることはなかった」と守りきった。レース後に選手らは爽やかな笑顔で健闘をたたえ合った。

連続出場を誓う

 ○…大垣日大は、加藤沙良選手(3年)が県大会で3区を走ったが、全国大会では体調不良のため補欠に。古川天音選手(1年)が3区を走った。古川選手は「沙良さんの分も、チームの足を引っ張らないように走る」。序盤で抜かれたが、「また見えてきて、絶対に抜かそうと思った」と意地で逆転。ラスト約400メートルの上り坂は「きつくて、長く感じた」が、たすきを待つ松本千波選手(2年)の姿を見て力を振り絞り、区間47位と堂々の走り。「また戻ってきたい。もっと良いタイムを出したい」と来年の連続出場を誓った。