男子・伊賀白鳳22位 女子・津商46位 /三重

毎日新聞

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が23日、京都市の西京極陸上競技場を発着点に開かれた。15年連続30回目出場の男子・伊賀白鳳(伊賀市)は2時間8分41秒で22位、4年連続10回目出場の女子・津商(津市)は1時間13分46秒で46位だった。【谷口豪】

 ◆男子

粘り強さで力走

 24位と不本意な結果だった昨年から1年。出場した4選手を中心に雪辱を誓って臨んだ42・195キロだった。

 エースの1区・宇留田竜希・駅伝主将(3年)は「スタートで少しつまずき、焦った」ものの先頭集団についた。5キロ過ぎから少しずつ遅れ、「ふがいない走りで申し訳ない」とうつむくが、24位と健闘した。2区・九嶋大雅選手(3年)は、ラストの400メートルでスパートをかけて順位を二つ上げる力走。22位でたすきをつないだ。

 3区・鉄川歩選手(3年)は体が思うように前に進まず、「自分が順位を落とした」と悔し涙。沿道からの声援に励まされ、32位で踏みとどまった。4区・山本恭澄選手(3年)はスタートからペースを上げる強気の走りを見せた。「1秒でも早く走る」との思いで順位を五つ上げた。

 5区の永洞和季選手(2年)は序盤から自分のペースを守り、ラスト1キロで加速して、26位でつないだ。6区・田岡享真選手(3年)は「緊張で思うような走りができなかった」。下りでリズム良く走れなかったというが、順位を二つあげ24位に。アンカー・佐伯陽生選手(2年)は「先輩たちと走るのは最後なので感謝の気持ちで走った」。安定した走りを見せ、ラスト1キロからスパート。22位でフィニッシュした。

 宇留田・駅伝主将は「順位は納得はできないが、みんな本当に頑張ってくれた」と粘り強く走った選手たちへの感謝の言葉を口にした。

選手らがごみ拾い

 ○…伊賀白鳳の選手たちは、大会や遠征に行くと欠かさず周辺の清掃を行っている。自分たちでごみ袋を持ってきて、会場周辺や駐車場に落ちているごみを拾う。選手が自主的に行っており、いつから始まったものかは不明だという。中武隼一監督は「その場所を使わせていただいていることに感謝して取り組んでいる」と話す。川島鎌一(けんいち)さん(3年)は「これからも受け継がれていってほしい」と笑顔で話した。

 ◆女子

団結し懸命の走り

 選手の左手には「輝」、右手には「繋」の文字が書かれていた。「全員が団結して都大路を駆け抜ける」との思いを込めた。

 1、2区は昨年同様、チームの二枚看板が務めた。1区・岡本凪布主将(3年)は2・3キロ地点を過ぎると坂が見え始めて「苦しくなった」と話す。「次につなげば絶対に順位は上がるはず」と懸命の走りで53位でたすきをつないだ。

 2区・川北陽菜選手(3年)は9月末に左足を疲労骨折して、本格的に練習を始めて1カ月弱。序盤はペースが上がらなかったが、ラストはスパートをかけた。「良い走りができるか不安だったが、しっかり走れた」と48位でつないだ。

 3区・近藤萌江選手(2年)は上り坂に苦しんだが、ラスト500メートルでスパートし、47位となった。初の都大路となる4区・山崎そよか選手(1年)はハイペースで前半を入り、後半はスタミナが切れたが、50位で踏ん張った。

 アンカーは昨年に続き久木佑菜選手(3年)。下り坂でスピードに乗りながら自分のリズムで走り、最後は札幌日大(北海道)の選手と競り合いながらゴールを駆け抜けた。

 岡本主将は「沿道から応援してくれた同級生や保護者の期待に応えれるような上位で走れなかった」と悔しさをにじませつつも、「プレッシャーがあるなか、皆しっかり走れていた」と振り返った。

お守りの効果あり

 ○…津商のマネジャー2人は選手に青や赤のフェルトや洋服のボタンを使ってお守りを作った。クマをイメージしたオリジナルのもの。「緊張をほぐして、先輩に明るい気持ちで走ってほしい」との思いを込めた。岡本妃花さん(2年)は「無事に走り終えてくれて、しっかりお守りの効果があったと思う」と笑顔で語った。

〔三重版〕