智弁カレッジ、粘りの走り 男子33位 女子49位 /奈良

毎日新聞

最後のトラックで競り合う智弁カレッジ男子のアンカー、上江洲陸選手=京都市右京区の西京極陸上競技場で、姜弘修撮影

 京都市で23日に開かれた男子第69回、女子第30回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)で、県代表の智弁学園奈良カレッジは、男子(7区間=42.195キロ)が2時間10分11秒で33位、女子(5区間=21.0975キロ)は1時間14分6秒で49位だった。男女ともチームの力を十分に発揮できず目標には届かなかったが、選手たちは懸命に都大路を駆け抜けた。【姜弘修】

 ◆男子

4区、区間15位の好走

 男子は、1年生で1区を任された大森駿斗選手が「速いペースに対応できず、後半は疲れて足が動かなかった」とタイムが伸びず、44位と出遅れた。その後は区間が進むごとに順位を上げ、33位まで盛り返してみせた。

 スピード区間の2区の荒堀太一郎選手(2年)は「納得できないタイムで終わってしまって悔しい」と振り返り、「あと10秒か15秒上げないと勝負にならない」と課題を挙げた。

 3区の中原優人選手(1年)も「目標としていたタイムより30秒ぐらい遅いんで、悔しい思いがある」。初めての都大路には「しんどかったけど、気持ちよく走れていい経験になった」と語った。

 チームを発奮させたのが4区の船津一帆主将(3年)。「見える選手は抜くと決めていた」と区間15位の好走で順位を42位から37位まで上げた。5区の浅田翔選手(3年)は区間21位、6区の坂本智基選手(2年)も区間25位の走りで着実に追い上げた。

 アンカーの上江洲陸選手(1年)はフィニッシュ後、「2時間7分台を目標にしていたので、ふがいない結果になったと全員思っていると思う。またここに戻ってきてリベンジしたい」と早くも来年を見据えた。

 船津主将は「1年生が5人と若いチームなので、来年、再来年はすごいタイムが出る潜在力があると思う。今日の悔しい思いを忘れず練習していってほしい」と後輩にエールを送った。

 ◆女子

主将、意地の2人抜き

順位を上げてフィニッシュする智弁カレッジ女子のアンカー、羽田媛乃主将=京都市右京区の西京極陸上競技場で、姜弘修撮影

 「目標タイム(1時間11分台)より全然遅くて悔しい。前半からいい感じにいけず、後ろの選手も引きずってしまった」。2人を抜いてフィニッシュしたアンカーの羽田媛乃主将(3年)はそう残念がった。

 1区に起用されたスピードランナー、中西さくら選手(2年)は「中間点(3キロ)まではいい位置につけたけど、後半の粘りが足らなかった」と45位でたすきをつないだ。「悔しいし、応援してくれた方々に申し訳ない」

 1年生で2区を任された小出佳奈選手は「抜かれた時にしっかり付くことができなかった」と振り返る。区間57位と思うような走りができず、53位まで順位を落とした。

 「一つでもいい順位でつなごう」とたすきを受け取った3区の川島真夕選手(1年)は「惜しいところでもう1人抜けず、粘りが足りなかった」。4区の池島和子選手(2年)も「ラストで抜かれた時に粘れなかった」と悔やんだが、それぞれ順位を一つずつ上げてみせた。

 最後の都大路となった羽田主将は「前に見える選手を全部抜く気持ちでいったけど、後半ばててしまった」と言い、「来年は今日走った4人が残っているので、もっと上を目指してほしい」と後輩に託した。